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英語で読む『赤毛のアン』㉖Chapter2-9

赤毛のアンの原文を少しずつ、ほぼ週一ペースで読んでいます。
今回は26回目。
チャプター2の20~23段落目部分です。

【前回までのおさらい】

マシューはお洒落して孤児の男の子を駅まで迎えに行きました。
が、駅で待っていたのは女の子!
女の子は赤毛の三つ編み、そばかすがあり、誰でも彼女が普通の子でないことは一目でわかるようなタイプの子です。
マシューは決めました。
とりあえずマリラに任せよう!
女の人が怖いマシューがまごついてると、女の子はとにかく喋り倒しました。

【朗読】

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【本文】

With this Matthew’s companion連れ stopped talking, partly一つは because she was out of breath and partly because they had reached到着した the buggy馬一頭の馬車. Not another word did she say until they had left the village and were driving down a steep急な little hill, the road part of which had been cut so deeply into the soft soil that the banks土手, fringed縁どられた with blooming wild cherry-trees and slim white birches白樺, were several feet above their heads.
The child put out her hand and broke off a branch of wild plum that brushed against the side of the buggy.
“Isn’t that beautiful? What did that tree, leaning傾いている out from the bank, all white and lacy, make you think of?” she asked.
“Well now, I dunnodon't knowの短縮,” said Matthew.

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【語彙】

〇 Not another word did she say until they had left the village and were driving down a steep急な little hill, the road part of which had been cut so deeply into the soft soil that the banks土手, fringed縁どられた with blooming wild cherry-trees and slim white birches白樺, were several feet above their heads.: 
長いんですがちょっと分かりにくいかと思い、取り上げてみます。

Not another word did she say
ここは倒置法です。
一般的な文に戻してみると、
she did say not another word
つまり、
she didn't say another word
「彼女は他に一言も言わなかった」みたいな意味になります。

until they had left the village
ここはそのまま「彼らが村を出るまで」

and were driving down a steep急な little hill,
were drivingの主語はこの前にあるtheyです。
「急勾配な小さな丘を走っていた」

the road part of which had been cut so deeply into the soft soil
whichはa steep little hillを指し、
「その丘の道の部分は柔らかい土に深く切り込まれていた」

that the banks土手, fringed縁どられた with blooming wild cherry-trees and slim white birches白樺, were several feet above their heads.
コンマ(,)で仕切られた部分はカッコ( )みたいなものです。
「土手(花の咲いたワイルドチェリーの木と細い白樺に縁どられている)は彼らの頭上数フィートにあった」

繋げると
「村を出て急勾配の小さな丘を下るまで、彼女は一言も発しなかった。
その(丘の)道の部分は柔らかい土に深く切り込まれていて、
花の咲いたワイルドチェリーの木と細い白樺に縁どられている土手は、彼らの数フィート頭上にあった」
といった感じになるでしょうか。

【こばち的要約】

女の子は息が切れたのと、馬車に到着したこともあって、お喋りを止めました。
ふたりはワイルドプラムと白樺に縁どられた急勾配の小さな丘を静かにドライブ。
女の子は途中ワイルドプラムの枝を折り取ってマシューに尋ねました。
「白くレースみたいになって傾いてるあの木、何を想像させる?」
「わかんない」とマシュー。

【あとがき】

今回は短いんですが、
一旦女の子が喋りだすと長いんで
この辺で区切りました。

「あ、この女の子でも黙ることあるんだ。」
というのが最初の感想でした。笑

話したいときは話すし、
自然を楽しみたいときは楽しむ。

相手が誰であろうと、
この子はいつでも自然体なんでしょう。

孤児の自分を受け入れてくれる人と初めて会ったこの時、
捨てられないように気に入ってもらおうとか、
もう一人の里親のことを教えてもらおうとか、
どんな風に振舞えば良いかとか、
私だったらあれこれ考えてしまいそうなシチュエーションです。

だけどこの子は全くそうじゃない。

「あれ何に見える?」
とか、今どうでも良くない?笑

この子の性格を羨ましく感じてしまいました。

ということで今回はここまでです。
続きはまた来週、よろしければお付き合いください。

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