運動感覚

シュタイナー12感覚のうち、
今回は、運動感覚について。

運動感覚とは、
自分の体がどんなふうに動いているか
モニターしている感覚 
です。

例えば。
自分がどのように座っているか、
姿勢はどんなかんじ?とか。
コップををみないで、
コップを持って飲む動作とか。

目を閉じていても感じる動作の感覚のこと。
言葉にすると難しいね。

動きと言語は密接に関連していて、
運動感覚はあとで出てくる言語感覚と
対応しているんだけど、それはまたおいおい。

言葉があまり出ない子に対して運動療法、
というのはシュタイナーでなくても
やっている手法のようです。

編み物とか、針刺しとか、指先を使うのは
運動感覚の分野だけど、
これは知的な能力も育んでいて、
高齢者の認知症予防とかでもあるよね。


そもそも、

動きってなんだろう?

①身体の可動性
シンプルにからだが動くこと。

②自分の動きを他の動きに合わせること
キャッチボール、フォークダンス、大縄etc..
相手の動きをみて、自分の動きを変えること。

ちょっと掘り下げます。
これは、職場でのチームワークとかにも
つながるんだけど、呼吸合わせみたいなこと。
〝みんなで何かをやる〟みたいな
経験が少ない子どもはこれに恐怖を感じたりして
集団に加わるのが難しくなったりする。

運動感覚の部分が、人との呼吸合わせ、
もっといくと集団生活のスムーズさにまで
関わってくるってなると興味深い。

コロナで今まで以上に、リアルに顔を合わせて
みんなで集まって何かやりましょう、
という機会が減っているので、
集団にめんどくささとか嫌悪感を感じる人が
増えていくのかなぁ。


③器用さ
自分をものや道具(外側のもの)に適合させること
これは②にも似てるんだけど、
コミュニケーションスキルにつながる。

今はスマホひとつで完結しちゃうことが多くて
新しい動きを、手やからだの動きとして
とりいれることが少ないんだって。

たしかに指先のスワイプだけやたら速くなって、
新しい動きってしてないよな〜。
苦手なことにチャレンジするほどいいみたい!
楽器の練習とか、ジムのトレーニングとかね。

④表現する
表現は全て、動きを通している。
文字、絵、踊り、、なんでも、
身体のどこかを動かしている。ほんとにそうだ。

人間は表現したい生き物。
内に閉じ込めていると〝怒〟の感情に
変換されてしまうそう。

この〝表現〟という動きは
自分が、自分のためにやること。
他から評価されないというのが大事。

自由で自立した人でいるために、
表現のツールをひとつでも持っているといい。
わたしにとって、
表現のツールはなんだろうな?
おしゃべり、しか思いつかない笑

あとは、日記に書くことも表現かな?
自分のためにやっていることで、
評価されずに、〝怒〟や〝悲〟を消化している。

健やかであるために、
なにかしら、表現していこう!!

運動感覚まとめ、以上でした〜。

次回は、平衡感覚です。

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