舌切りスズメ問題 〜この話を読んでしまうと、どちらのつづらを開けても欲深いことになりませんか〜
※昔話とマーケティング手法についての思いつきを書いていきます
昔話「舌切りスズメ」(怖いタイトル…)に出てくる大きいつづらと小さいつづら
心優しいおじいさんが選んだ小さいつづらには宝物が、欲深いおばあさんが選んだ大きいつづらには虫やお化けが入っていた、というお話です
・もしオチを知っている状態でつづらを選ぶとしたら、どちらを選んでも欲深いことになりませんか?
パラドックス的な話です
スズメ側もこちらがつづらのシステムを"知っていることを知っている"場合、高度な読み合いと駆け引きが発生し頭脳バトルが始まる!
…というのも面白そうなのですが今回はこのアプローチではありません
個人事業に興味を持ち、マーケティングや心理学について学んでいく中で「買い手がお金を払いたくなる」ように誘導する知識を蓄積しながら、この手法を使って売るのは自分的にありなのか?
小さいつづらに宝物が入っていると知りつつ、すました顔で小さいつづらを選んで持ち帰り、罪悪感なくぐっすり眠れるのか?
という疑問を深掘りするアプローチです
・そもそも大きいつづらを選ぶのは悪いことなのか?
作中の二人の行動をまとめると
おじいさん
舌を切られたスズメを心配して探し回った結果、スズメに家に招かれ、つづらを選ぶ
おばあさん
スズメの舌を切った挙句、おじいさんにつづらの話を聞き、スズメの家に押しかけてつづらを選ぶ
この行動を見ると、スズメはおじいさんが選ぶつづらにはどちらにも宝物を、おばあさんが選ぶつづらにはどちらにも虫やおばけを入れていたのかなと解釈しました
事業に置き換えると、商品やサービスを提供する際にお客様の何らかの困りごとを解消できる自信があれば(誠意を持って接することも加えたい)、届けるためにマーケティング手法を使うことに罪悪感を持たなくて良い
快くつづらを持って帰ってぐっすり眠れる!という結論になりました
簡単ですが、以上になります
もし最後まで読んでくださった方がいたらうれしいです。ありがとうございます😌
余談:おじいさんは「大きいつづらを持つことができない」という理由で小さいつづらを選んでいます。欲のために大きいつづらを迷わず持って帰るおばあさんの気概とフィジカルの強さは見習いたい
あとはお化けが出てきても有効活用できる柔軟さや引き出しを持ちたい、というところで本当に終わりです
※「舌切りスズメ」には様々なバージョンがあるようですが、こちらのyoutube動画を参考にしました
蓮根劇場 演目:福娘童話集様作 童話『舌切り雀』
https://www.youtube.com/watch?v=uUbWHbiPKn8
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