高配当株 その3(2020年7月13日現在)
日本たばこ産業(2914)
年間配当利率7.87%、自己資本比率46.6%
配当株投資では度々、名前の出てくるJT。
タバコという消え行くであろう産業に投資する気がおきず、今までは関心がありませんでした。
しかし、7.87%という年間配当利率から少し興味を持ち調べてみたところ、海外タバコ事業への積極的進出、電子タバコの開発など、数多くの取り組みを実施しており、収益では下がってはいるものの、未だに2兆円規模、資産は5兆円越えという圧倒的なスケールでした。
それと、特殊会社という普通の会社ではないということも紹介に至った理由です。
日本たばこ産業の株は3分の1を財務省が保有することが義務付けられており、日本の葉たばこの全量買取義務、製造の独占が認められているそう。
国有企業と言ってもいいような立ち位置ですので、資金面での心配は要らなそう。
懸念されるのことは、年々、配当性向が高まっており、90%に達しようとしていること。
また、負債額1兆円に対して流動資産が5000億円程しかないこと(固定資産は2兆円以上)。
配当に回す資金の捻出が懸念されます。
今年は増配しないことが決まったそうですし、長期で見ると不安材料が大きい。
ただ、今の暴落した相場ではかなりの安値圏にあり、中短期的には配当を取りつつ、値上がりを狙えるのではないかと思われます。