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【東京〜枕崎 新幹線を使わずJR在来線乗り継ぎの旅】 2日目

皆様こんにちは。本日は3月14日の木曜日。旅は2日目となります。1日目の記事はこちらからどうぞ。

本日は大阪からのスタート。ホテルをチェックアウトし、大国町から御堂筋線に乗ります。ちなみに1日目の記事で宿泊費の計上を忘れていました。すいません。1日目は大国町駅徒歩30秒のホテルに泊まりまして、宿泊費は5000円でした。別に宣伝というわけではないのですが、駅チカで良いホテルだったので共有しておきます。

梅田で御堂筋線を降り、大阪駅に戻ってきました。

大阪駅3番線ホームの柱

1日目の記事でも大阪駅すごいみたいな話をしたと思うのですが、その続きをお話しさせてください。これ大阪駅のホームにある柱なんですが、形状を見るにこれ多分古い柱ですよね。リベットっていう丸い溶接?の跡が見られます。リベットは、東京タワーなどそこそこ古い建物に使われていた技術ですから、この柱も結構古いものじゃないかと思うのです。多分昔の大阪駅では、この柱の上に屋根が乗っていたんじゃないかと思います。こういう新旧の建築が入り混じるところは面白いですね。

使用車両は289系

7本目 大阪8:14発→城崎温泉10:58着
特急こうのとり1号 城崎温泉行き(3001M)
特急料金2730円

大阪駅の話はこの辺にして、本日1本目の列車に乗りたいと思います。大阪から兵庫県有数の温泉地である城崎温泉まで運んでくれる、特急こうのとりに乗って日本海側に進みます。この列車は尼崎まで東海道線を走り、その後福知山線に進みます。列車の乗車率は3割ほど。私が乗車した2号車には、学生と見られる若い女性6人組が、騒がしくにぎやかに談笑していました。

福知山線の終点である福知山駅から先は、京都駅から続く山陰本線に直通し、さらに日本海側に進みます。

およそ3時間の乗車で列車は城崎温泉に到着。改札口には駅員さんが待機しているのですが、駅に列車が到着するとき、そして列車が発車する時に合わせてお辞儀をしていたのが印象的でした。まるで高級ホテルのお出迎えのような感じでしたね。素晴らしい駅だと思います。

城崎温泉では3時間ほどの滞在時間を設けました。1日目は全く観光をせず移動ばっかりでしたので、2日目は少し観光を楽しみたいと思います。

駅を出て5分ほど歩くと、テレビや雑誌で見たことのある景色が広がります。非常に温泉地らしく、風情があるいい感じの景色。

昭和元年拾弍月架之

川に橋がいくつか架けられていますが、大体のものが昭和元年に作られたもの。登録有形文化財に登録されていました。

また一本小道に入ると、桜並木が広がります。残念ながらこの日は全く咲いてませんでしたが、咲いてなくても風情があっていいですね。あまり自分の語彙力がなくて、風情がある以外の言葉が見つかりませんが、とにかくいい景色です。写真を見ていただければわかると思います。

城崎温泉は江戸時代から湯治場として栄えており、その頃の景色が今に至るまで守られている、と私は思っていたのですが、実は違うようです。城崎温泉は1925年(大正14年)の地震によって壊滅的な被害が生まれました。その被害から立ち直る際に、住民の方々は今までの城崎温泉の景色を取り戻すという形での復興ではなく、新たな城崎温泉を作り出すという形での復興に取り組みました。先ほど紹介した柳や橋、桜の木などは、全て地震による被害の後、住民の手によって新たに構築されたものなのだそう。
城崎温泉の風景は、地震による被害から住民たちが努力して立ち直った、その証を見ているのだと思うと、何か感じるものがありますね。

お昼は鴨そば 1600円

お昼を食べた後は外湯に立ち寄りました。城崎温泉には7つの外湯があり、このうちのいくつかも、地震による被害のあとに新しく作ったものだそう。今回は「一の湯」に入りました。この外湯には露天風呂(洞窟風呂)と内湯の2つの湯がありました。

入浴料は800円。2階には休憩所もあります。

3時間の観光を終え、城崎温泉駅に戻ってきました。

城崎温泉駅舎。駅前には旅館の送迎バスが大量に来ています。
使用車両はキハ47

8本目 城崎温泉14:12発→浜坂15:09着
普通 浜坂行き(171D)

ここからは普通列車を乗り継ぎます。まずは浜坂行きの列車。車窓には時々日本海が顔を出してはトンネルに入るという景色が続きます。この列車では海側の席を取れなかったので、残念ながら海の写真はありません。

餘部駅

列車は餘部駅に停車。この駅は非常に高い高架橋部分に駅が設置されており、観光名所としても名高い駅。本来は途中下車して、駅をじっくり見ていきたいところだったのですが、次の列車が2時間後なので断念。いやー残念。地方のローカル線には、餘部駅のように観光名所となっている駅がたくさんありますが、その駅に鉄道を使って観光しに来ることが難しいというケースは多いですね。

使用車両はキハ47。ポケモンラッピングがされている

9本目 浜坂15:18発→鳥取16:12着
普通 鳥取行き(533D)

浜坂からは鳥取行きに乗り換え。先ほどの列車と同様に、海が見えるとすぐトンネルに入るという景色が続きます。

今回は海側の席が取れましたので、綺麗な日本海の写真が撮れました。1時間弱で鳥取駅に到着。

使用車両はキハ47

10本目 鳥取17:13→倉吉18:04着
普通 米子行き(253D)

鳥取駅で切符購入などの用事を済ませ、米子行きの普通列車に乗り換えます。三連続でキハ47ですね。山陰地方を含め、JR西日本には国鉄時代に作られた古い車両がまだたくさん残っています。旅行客にとっては旅情を誘うので好ましいと思いますが、やはり地元住民にとっては早く新しい車両にしてくれと思っているのかもしれません。この列車は米子行きですが、途中の倉吉で下車します。

使用車両はキハ187

11本目 倉吉18:09発→松江19:14着 
特急スーパーまつかぜ9号 益田行き(2009D)
自由席特急料金1200円

倉吉駅では、後からくる特急スーパーまつかぜが普通列車を追い越します。普通列車でゆっくり行ってもいいのですが、卒業旅行という言葉を免罪符にここは課金して特急を使います。普通列車とは比べ物にならないほどのスピードで爆走を続け、1時間で松江に到着

ブレブレの写真ですいません。松江に到着

本日の行程は終了。松江市役所に程近い松江アーバンホテルに宿泊。夕食はホテル近くのおばんざい料理のお店で食べました。料理も美味しかったし、アットホームな雰囲気でお客さんや女将さんとお話しできて、すごく楽しいお店でした。

島根名物の赤天。これ以外にもたくさん注文して3900円でした。

明日は松江からのスタートとなります。最後に2日目の支出をまとめて終了としたいと思います。では。

2日目の支出
交通費 
こうのとり特急料金 2730円 スーパーまつかぜ特急料金 1200円
松江駅からホテルまでのバス 210円
交通費合計 4140円
飲食費 朝食(コンビニ)568円 昼食1600円 夕食3900円
飲食費合計 6068円
宿泊費4680円
その他 城崎温泉入浴料800円

2日目合計支出 15688円

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