理由はいろいろと。

大学生だった私が、今の私を見たらどう思うだろう?

この間、何かで「旦那の給料で暮らす女は苦労すればいいのに!」みたいな発言を見つけた。ちょっと言葉は変えてみたけど。
プロフィールは女子大生だった。

それを見たときに、ああ大学生のときに私もそう思っていたかもしれない、と思い出した。
その言葉は、過去の私が今の私に言った言葉かもしれなくて、だからか少し心に留まった。

転居を伴う結婚、で仕事を辞めたとき、年上男性に言われた言葉も留まっている。
「女の人は、結婚したらすぐ仕事辞めるよね」

私は結婚してすぐ辞めたわけじゃないし、引っ越したらまた仕事を探そうと思っていた。

それを説明したあとにこう言われたから、結局その人にとってそんな私個人のいろいろな理由はどうでもよかったらしい。

どこかに向けてそう言いたかっただけなんだろうな、と思った。
それも含めて、何となく心の中に残った。

旦那の給料で暮らす女、も、結婚したらすぐ仕事を辞める女の人、も。
その理由と思いはそれぞれだって、今の私は想像できる。

ぱっと見の言葉の印象では、やる気のない人って感じを受けてしまうけど、全員が同じ気持ちで同じバックボーンなんてことはありえない。

中には、渋々仕事を辞めた人もいれば、キャリアを変えるいい機会だと捉える人もいる。
すっきりした人もいれば、罪悪感を抱える人もいる。

だからさ、私は旦那の稼ぎで暮らす女になったことを、大学生だった私に堂々と伝えたいなと思う。

大学生の私は、怒るかもしれないけど。
まぁそのときにまた考えてみてよって、笑い返したい。

#エッセイ

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