ひとりでも、パートナーシップを考えたっていいよね
2022年になったとき、Twitterを見ていたらついスクロールする手を止めていた投稿がある。
パートナーシップ本。今年は素直に、これらを読みたいなあと思った。
「パートナー」はさまざまな人間関係に当てはめて考えられる言葉だが、仮に「恋人」や「夫婦」をパートナーとすると、私はいまパートナーはいない。
今までなんとなく、パートナーシップについての話はパートナーがいる人だけ口にできるものだと思っていた。相手がいないのに考えるなんて……と、ちょっとした後ろめたさがあったけれど、最近は一人暮らしの人間でも考えてもいいじゃないか、と思っている。
パートナーシップって、日本語でいえば協力関係とか、共同とか、そういう意味で訳されることが多い。恋人や夫婦の概念は、あとからくっついてきている。
もちろん協力関係をどういう人とつくるかによって、性質の違いはあるだろう。けれども、私の根本の願望としては、恋人でも夫婦でも、親でも子どもでも、仕事仲間でも友達でも、人間関係のベースは同じものとして考えたいと思ってしまうのだ。(そうではないという考え方をあからさまに主張されると、実はモヤっとしてしまう)
たぶん私が大事にしたいのは、立場がどうであれ精神的に対等であろうとする互いの気持ちがあること。愛情と感謝を伝えあえること。この2点である。どんなパートナーシップであれ変わらない。
じゃああなたはできているのか?と問われたら、うなずけないときがあるのは事実だ。体現できる人になりたいなあと思っても、どうやって体現したらいいのかいつも悩んでいる。人は考え方がみな違うわけだから、むずかしいのは当たり前なんだけど。
出会う人の数を増やせばいいじゃん、という単純な話でもない。私の場合は。人からの影響を自分が思っている以上に受けている私は、出会う人の数が増えると心身のバランスが崩れるからだ。
だから本はいい。極端なことを言えば、出会う人の数が少なくても知見が得られたり、私以外の人生を勝手に擬似体験できたりする。
私においては自分の世界を広げる扉なのだ。書き手のみなさん、書いてくれてありがとうございます。
現実的には、2022年は「我がままに生きる」ことにチャレンジしていく1年になるだろう。
ただ自分と向き合うことは、自分をとりまく人間関係と向き合うことと表裏一体だと思っている。
考えるきっかけを与えてくれるであろう、あつたさんが紹介されていた本は読んでいきたい。
あわよくば、ひとりでもパートナーシップを誰かと考える機会を持ってみたい。
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