100周年じゃないですか!

グループ内で100周年を迎える会社があったのですが、無謀にもコウタロウが「100周年を迎えた」旨を伝えるプレスリリース作成を担当することに。。

入社して1ヵ月過ぎたあたりでしょうか。周りが100周年関連でバタバタしているなか、ふと「100周年を迎えました」のプレスリリースが出ていないことに気付いたコウタロウ。会議で「出した方が良いのではないでしょうか」と提案したところ、「じゃあお願い」と私がやることに。予想外の展開に驚きながらも、案外気楽に取り組みました。というのも、「そもそもやる予定ではなかったものだから、クオリティーについてはそんなにゴリゴリ言われないだろう」と高を括っていたのです。

原稿を作成し周囲にチェックに出した時に、その認識が間違っていたことに気付きました。修正箇所が多すぎてなかなか戻って来ないのです。そもそもコウタロウが伝えたいことといえば「100周年を迎えました、以上!」で終わってしまうくらい浅かった。加えてグループに対する知識や文章力の無さも加わって、今考えるとこの条件で成功する要素を見つけることの方が難しい。この経験が、後に社内報を全て読む動機の一つとなるのです。

何度も書き直しを重ねてようやく部内の承認を得たと思ったら、まだ壁がありました。コウタロウは持ち株会社に勤めているのですが、100周年を迎えたのは傘下の別会社です。プレスリリースの制作を進める際にコミュニケーションを取っておらず、ほぼ完成した内容をいきなり見せに行ったので先方としては「なぜ今出すんだ、出すことに何の意味があるんだ」となったわけです。あの手この手でどうにかリリースした時には、予定を一ヶ月も過ぎていました。。

広報は、自分が当事者として進めている内容を発信することはほぼ無く、実際に動いている別の人たちの取り組みを紹介するケースが大半です。ということは当事者の人たちとしっかりコミュニケーションを取ってある程度同じ方向を向かないと、うまくいかないんですね。

ただ、100年に一度の機会にしっかりと発信することができたことについては、やって良かったな、と思うわけです。コウタロウも学ぶことができたわけですし。


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