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「してあげる」つもりが「もらっている」

管理職として現職に就いてから2か月が経った。入社してすぐ入院という不運もあったので、実質は1.5か月程度だろうか。
私の配下には6名分のスロットがあって、5名の部下がいた。しかし着任して早々2名が転職のために当社を去るということもあり、リソースの面ではかなり不安な状況だ。もちろん募集は掛けているもののこのご時世、なかなか人材というのは確保できないのが実情だ。

私のチームはインサイドセールスのチームだ。とある目標を達成するために2つの役割で分業している。リードをクオリファイする役割それを受け取ってクロージングする役割の2つだ。

その業務の性格上、リードクオリファイをするのはややジュニアなメンバーがこれを担当している。彼らのキャリアを考えるとクロージングまで行う役割ができるようにサポートし、プロモートすることが管理職である私の役割のひとつだ。

業務知識や内容を獲得するのはそれほど難しくない。当社はトレーニング部門、コンテンツが充実していることもあり、その部分では手厚いサポートが既にあると考えてよい。問題はそれ以外の「すきま」の部分だ。私は業界が長く20年以上様々な立場、役割をこなしてきた。そこで得た経験は業務遂行にあたり結構大切で、これをどうやって部下に伝えていくかが課題だと思っている。

私はとある部下に対して細かく指示を出している。プロモーションも考慮のうえ、まずは現在の役割をきちんとこなせるように細かく指示を出している。
インサイドセールスは電話を基本としたカバレッジモデルだ。つまり一日当たりの活動量は外勤営業とはことなり、効率を追求することで高い効果を出すのがインサイドセールスだ。

そこで

  • 目標達成のための活動管理(計画と実績をタイムリーに把握して活動量を修正する)

  • 担当エリアに対する調査、知見を元にPDCAサイクルを回し、より効率の良い活動を絶えず目指す

  • オペレーションの効率化を常に考える

を彼らに伝え始めている。
一度にたくさんを手渡すことが出来ないのでstep by stepとなるが、これが結構大変だ。

私の立場でもある程度整理をして伝えないと、彼らがきっと混乱するしモチベーションも下がってしまう。「超えられない壁はない」と口にしたところで絵に描いた餅であって話が沁みてこない。

だから私自身、業務知識を含め整理をすることを余儀なくされていて、これが自分にとっても結構良い影響を与えているように思う。これが今回のポストの題目でもある「してあげる」つもりでいたが、結果的に「もらっている」と感じる部分なのだ。

1月に始まった新しい会計年度、会社から与えられた目標はかなり高い。これを達成するために、チームメンバーの全員の智慧と努力を集結していきたい。

ま、それと人材確保も大事なミッションなんでね。あと3名分。

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