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今、情報化社会。

この時代一番の味方は、自由に言葉を発信できることだと思う。
SNSが普及した現在では、画像や文書を用いて表現できることが格段に増したのだ。周りにいる数人の友人や先輩には理解してもらえなかったことも、表現者としてネットワークに君臨すれば共感者が増える。

時には言語を超えて、または時間を超えて僕らの表現は拡散してゆく。
しかし素晴らしい時代であるとともに、その情報の端は、オリジナルと同じ解釈がされているのだろうかという疑問も残る。
実際、僕たちの知る世界で危機とされている大きな病気は、または事件は、オリジナルの情報なのだろうか。
脚色され、改変され、それが悪意によるものかは関係なく、僕たちは発信していないだろうか。

僕は写真家の端くれとして、表現の真意に気を付けなければならない。
確実に伝えんとする力が間違った方向に行かないようにするならば、たとえ解釈に違いが出たとしても意見は曖昧にしなければならないと僕は考える。

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