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リスアニ!LIVE 2020 SATURDAY STAGE感想 #リスアニ

2020年2月8日に行われたリスアニ!LIVE 2020 SATURDAY STAGEに参加しました。リスアニ!LIVEは2月8日と9日の2Day開催のイベントですが、今回は1日目だけの参加です。ぼんやりしてたら一ヶ月以上経ってました……。
リスアニ!LIVEはアニメソング専門雑誌の「リスアニ!」が主催する音楽フェスです。最近は毎年1月に行われているので、年初めライブとなることも多い印象。(初回、2回目は12月だったそうです)今年はリスアニ!創刊10周年、そしてリスアニ!LIVEも10回目の開催となり、特に気合いが入っているのを感じます。10周年イヤー関連イベントとして、韓国・中国・台湾でのイベントや、2019年8月に行われたリスアニ!LIVE SPECIAL EDITION ナツヤスミ、また2020年3月にはリスアニ!LIVE SPECIAL EDITION ハルヤスミ at 北海道も予定されています。(リスアニ!LIVEハルヤスミは開催中止となりました)
アニサマやANIMAX MUSIXなど、他のアニソンフェスと大きく異なる点として、全アーティスト生バンドでの演奏ということと、パフォーマンス後のインタビューがあるという2点があります。生バンドについては、自分のバンドを持たないアーティストもバンド編成での披露なので、まさにここでしか見られないプレミアムなステージ。リスアニ!バンドのスペシャルなメンバーと奏でる生のサウンドは最高です。パフォーマンス後のインタビューは、時期が年始ということもあり、昨年の振り返りや今年の抱負について、ここでしか聞けない話もたくさん。
あと、個人的なおすすめポイントが、公式パンフレットのクオリティがとても高いところ。さすが雑誌を作っているところが主催するフェスだけあって、印刷物に対する気合を感じます。特に撮り下ろし写真が写真集のクオリティ。もし行くことがあれば、ぜひ手に取ってみてください。
大きなアニソンフェスはアニサマ、ANIMAXなどいくつかありますが、それぞれ特色があって面白いなぁと思っているので、いつかnoteにまとめたいところ……。

さて、場所は千葉県千葉市の幕張メッセイベントホール。例年は日本武道館で行われていたのですが、今年は東京オリンピックに伴い改装中のため、イレギュラーな会場での開催です。
幕張メッセはちょっと歩けばイオンモール幕張新都心などの商業施設があって、時間をつぶせていいですね。今回は行ってないですが、ライブのついでにお買い物もできて便利です。

同じ日にジャパンアミューズメントエキスポ(JAEPO)2020、翌日にはワンダーフェスティバル2020の開催もあり、なんのイベントに来たのかという写真。

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お昼に食べた増田屋のラーメンが美味しかった。

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座席はステージの上手側のA5ブロックの後方。ステージ自体はやや斜めから見える席でしたが、パフォーマンス後のインタビューがよく見えそうな場所で楽しみ。
入場時にもらったチラシの中に、リスアニ10周年のロゴが書かれたキットカットが入っていました。こういうのをライブでもらうのは初めてかもしれません。


また、始まる前に出演アーティストのCMなどが流れていたのですが、上手側のスピーカーの調子が悪くなっていたようで、時々異音や音が出なくなったりしていました。ちょっと不安……。
そして、照明が徐々に落とされ、リスアニ!LIVEが始まります。

セットリストは公式から引用しております。
当日の臨場感のある写真も掲載されているので、こちらもご覧ください。
https://www.lisani.jp/0000143863/

藍井エイル
M01. IGNITE
M02. 翼
M03. MEMORIA
M04. 星が降るユメ
M05. AURORA

最初に登場したアーティストは藍井エイル。まさか最初で来るとは思わず、「IGNITE」の歌い出しでドッと会場のボルテージが上がります。
アニサマでも大トリを飾る姿を見ましたが、今回ものびのびとした歌うことを楽しむようなステージ。インタビューでも気張らずにリラックスして答えている姿が印象的でした。リスアニさんとの付き合いがデビュー前から続いているというのもあるかもしれません。
「MEMORIA」もすごく久しぶりに聴いたような感じがして、ちょっと懐かしい気持ちになりました。

黒崎真音
M01. X-encounter
M02. ROAR
M03. Gravitation
M04. 楽園の翼
M05. メモリーズ・ラスト

まおんちゃん……今日もかわいいねえ……。
「X-encounter」の「レイヴンズ」コールが思いの外小さくて、結構昔だから仕方がないのかなぁと思いましたが、改めて調べてみたら2013年なので7年前でした……。年月が経つのは早いなぁ……。
他の方は途中でMCが入っていたのですが、真音ちゃんは5曲ぶっ通しで披露。まさに圧倒的なパフォーマンス。
ラストに、大好きな「メモリーズラスト」が来てくれてすごく嬉しかったです。しかしこちらも2011年……。
「ROAR」もかっこよくてPVの演技も魅力的で(アニサマの映像でPVが流れていて、そちらのストーリーが気になりすぎてずっとPVの方を見てしまいました)好きなんですが、「メモリーズラスト」はずば抜けて好きですね。

TrySail
M01. adrenaline!!!
M02. Sunset カンフー
M03. ごまかし
M04. Free Turn
M05. WANTED GIRL

「adrenaline!!!」でバチバチに盛り上げて、続けて「Sunset カンフー」で会場の熱気はマックスに。
そして、聞きたいと思っていた「Free Turn」も披露。「劇場版 ハイスクール・フリート」の主題歌で、映画館の音響でも迫力がありましたが、生バンドも素晴らしかったです。
スフィアは振り付けを真似する人がとても多いという印象がありますが、TrySailも真似している人が結構いるんですね。

スピラ・スピカ
M01. スタートダッシュ
M02. STAND UP TO THE VICTORY ~トゥ・ザ・ヴィクトリー~
M03. 桜が咲く頃
M04. じゃんけんキング
M05. イヤヨイヤヨモスキノウチ!

アニサマではきちんとしたバンド編成での披露ではなかったので、リスアニ!LIVEに出演と聞いてかなり期待していました。
爽やかな「スピードダッシュ」から、まさかの機動戦士Vガンダムの名曲である「STAND UP TO THE VICTORY ~トゥ・ザ・ヴィクトリー~」を披露。聞けてもワンマンでだろうと思っていたので、思わず飛び跳ねました。
「桜が咲く頃」でしっとりとしたナンバーも歌い上げ、ライトの中で瞳をうるませて歌う姿が印象的でした。かなり入り込んで歌うタイプなんですね。バラードもいい……。
最後2曲もしっかり盛り上げて、大満足のステージでした。ワンマンも行きます!
あと、最後のインタビューがこちらの席に近い場所でだったので、幹葉ちゃんと冨田さんのわちゃわちゃを間近で見ることができました。眼福……。

sajou no hana
M01. 99.9
M02. Parole
M03. グレイ

ボーカルのsanaさんの世界観に引き摺り込むような歌声が印象的。
土曜日の“UPCOMING ARTIST”枠としての出演で、こんなに大きい舞台は初めてとのことでMCがたどたどしい感じもありましたが、パフォーマンスはライブもいくつもしているだけあって堂々としたもの。

三森すずこ
M01. チャンス!
M02. エガオノキミヘ
M03. 星屑のカーテン
M04. Xenotopia
M05. Light for Knight

みもりんの狙ったところに歌声を当てに行くボーカルコントロール能力はいつ聴いても惚れ惚れとしてしまいます。「エガオノキミヘ」大好きなので聴けてよかった……。
MCでも触れていましたが、「星屑のカーテン」は先ほどのsajou no hanaの渡辺翔さんが作詞作曲を担当。他にはClariSの「コネクト」やLiSAの「oath sign」「crossing field」なども手掛けており、ヒットメイカーでもあります。
最後の「Xenotopia」「Light for Knight」もカッコよく盛り上げ、表現の幅広さを感じました。

岸田教団&THE明星ロケッツ
M01. GATE~それは暁のように~
M02. 天鏡のアルデラミン
M03. 暁のカレイドブラッド
M04. Code:Thinker
M05. nameless story

東方Projectの二次創作が好きだった頃は追いかけていましたが、東方を離れると自然と岸田の楽曲を聴くこともなくなっていました。そして何年か経ち、2017年のfhána目当てで観に行ったリスアニ!LIVEで披露した「星空ロジック」で完全に心を撃ち抜かれ、また追いかけるようになりました。いわばリスアニ!LIVEは岸田教団に「また出会わせてくれた場所」であり、今年も参加と聞いて楽しみなアーティストのひとつとなっていました。
アニソンタイアップのかっこいい楽曲から、ちょっと系統の違うアルバム曲「Code:Thinker」まで、同じアーティストでも5曲ほど披露するので、いろいろな面が見られるのがいいですね。
「nameless story」はTVアニメ『とある科学の超電磁砲T』EDテーマ。MCでもライトノベルが大好きだったと言っていた岸田さんや、「ジャッジメントですの」を言いたいがためにジャッジメントという名前のバンドを組んでいたichigoさんの思いに触れて、この楽曲が一つの到達点なんだなと強く感じました。
その後のインタビューで岸田さんから「イリヤの空、UFOの夏」や「ブギーポップ」シリーズ、「最終兵器彼女」などの名前がスラスラと出てくるのはいやはや世代ですね……。

CHiCO with HoneyWorks
M01. ヒカリ証明論
M02. 世界は恋に落ちている
M03. 決戦スピリット
M04. 私、アイドル宣言
M05. プライド革命

リスアニ!LIVEといえばチコハニとスフィアというイメージがあります。(スフィアもSUNDAY STAGEに出演)盛り上げ方が上手いのは、さすがたくさんのライブを行っているだけあります。
かっこいい、爽やかな楽曲というイメージが強いですが、そんなセットリストの中で「私、アイドル宣言」はまた違った切り口で楽しめました。後ろのお兄さんがしっかりコールを決めてて頼もしかったです。
また、唯一のギター・ベース・ドラム・キーボード・ボーカルという編成のため、他のバンドよりもステージが賑やかに見えました。

fripSide
M01. black bullet
M02. BLACKFOX
M03. when chance strikes
M04. Love with You
M05. final phase
M06. only my railgun

トリはfripSide。リスアニとfripSideの関わりを振り返るようなムービーから、ライブで盛り上がる「black bullet」を披露。ツアー真っ最中ということもあり、いつにも増して勢いを感じるステージパフォーマンスでした。
眩しいくらいにウルトラオレンジが焚かれる景色、大好きです。もうfripSideかアイマスライブくらいでしか見られないんだろうな……。

まとめ
16時開演で始まりましたが、出てくる頃には21時を回っていてちょっとびっくりしました。そんなに時間が経っていたんだと……。
昨年までは3日間開催で、今年は2日間開催となりましたが出演者数は変わってないのだそうで、それもあっての密度と充実感がありました。
アニサマやANIMAXとは違って、コラボ曲やカバー曲がない分、個々のアーティストの時間がしっかりとられているので、まさにプチワンマンのつなぎ合わせのような唯一無二のイベントになっているのだと思います。
初めてアニソンフェスに行く、みたいな人にもリスアニ!LIVEはおすすめできるフェスかなと思っています。客層はアーティストによりけりですが、馬鹿騒ぎする人が多いという印象もあまりないですし。
また、他のアーティストとの出会いの場としても、リスアニ!LIVEをおすすめしたいです。先ほどプチワンマンという言葉を使いましたが、アーティストのいろいろな曲を楽しめる上にオフトークまで見ることができ、「ワンマンに行きたくなるイベント」だなと思います。実際、岸田教団とスピスピのワンマンを公演後に申し込みましたし……。
来年の開催も決定しています。改装してぴかぴかになった日本武道館で、来年はどんなアーティストが出てくるのか楽しみですね。

次はライブの記事じゃないかもしれません。では!

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