VOCALOID=楽器 これって悲しい?
注:高坂はボカロPでもなければ大人でもない。経験値がないから文章が変になっちゃうかも?それでも、曲聴きながら考えてることくらいあるんだぜって話。
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「VOCALOID=楽器」って悲しいこと?
キノシタさんというボカロPの曲を聴いて思ったことです。正確にはキノシタさんの動画に寄せられたコメントを見て思ったことです。
参照:https://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/35727.html
VOCALOIDに出会ってたくさん曲を聴いていくうちに、
私の中で「VOCALOIDは楽器である」という認識が生まれていきました。
なので私は、どうしても、楽器と思われることが悲しいミクの気持ちが理解できませんでした。
彼女はシンセサイザー、合成音声。それこそが素晴らしいアイデンティティで誇るべき ”自分” なのに。
声の出る楽器ってことか~。喋れるしキャラクターもついてるから、こうやって創作作品がたくさん生まれたんだな~って思ったんです。
日本って昔からそんな感じだし。人形浄瑠璃とか、「人形」がそこにあれば勝手に「命を見出す文化がある」って、そんな感じのことをなんかの本に書いてました!
何故VOCALOIDが楽器だと悲しいのか
それは「道具」として使われているイメージが強くなってしまうからだと思います。
VOCALOIDにはキャラクターがある。そのキャラクターと二人三脚で頑張っているのに、 ”ただの楽器” として扱うなんて酷い!ってことなんだと思います。
初音ミクちゃんは可愛いです。ええもうものすごく可愛いです最近はTac式ミクさんに惚れています恋してます可愛いです。
しかしやはり、VOCALOIDとしての技術があって、合成音声であって、それらを全て当然のこととして受け止めた先に
「可愛い妄想の、あたかもそこにいるような素敵な初音ミクちゃん」
があるんだと思います。
初音ミクという声の出るシンセサイザーが初音ミク、なんだと思います。
今までのVOCALOIDは "キャラクターありき" の創作文化だった?
のかなぁ、と思ったんです。でもこれからはきっと違うなぁと。本来の意味、もっと良い意味で「楽器」として進化していくのがこれからのVOCALOIDなんじゃないでしょうか。
先日(?)VOCALOID5が発売されましたよね。あれ見て思ったんです。
VOCALOIDってプロ向けの本格的なものになったんだなぁって。古参なボカロPの皆さんがよく「新しいおもちゃが転がってるから遊んでみよう」っていろんなインタビューとかで言ってましたよね?(知らんけど)
そんな感覚で始めるボカロはとうの昔に終わったんだなって。昔は学生さんも買える値段だったらしいですね。
まぁ10年以上も経てばそうなりますよね!あんなに初音ミクで盛り上がったんですし。
高坂の考えるこれからのVOCALOID
多分オタクのものじゃなくなるどころか、新しい音楽表現として社会に本当に受け入れられると思います。そうならなくとも、そうなるべきだと思います。今はまだそんな感じしませんよね?高坂はしません。
VOCALOIDは新しい楽器として進化していくんだと思います。
それはなんら悲しいことでもないし、当然だし、もっと喜ばしいことだと思います。
VOCALOIDって革命です。
音楽はずっと昔からあったけど、歌声だって音楽と一緒にありました。
でも歌声はずっと人間のものでした。命あるものの歌が音楽でした。
しかし技術は進歩して、命のないものの「声」もこの世界に生まれました。その火は消えることなく、しっかりと世界に爪痕を残し今に至ります。
最初のVOCALOIDが生まれたのがいつかは知りませんけど、音楽の歴史に比べたらまだまだ浅い。
命ないものの声が「VOCALOIDとして残り続ける」かはわからないけど、その最初の例となったVOCALOIDは永遠に名を刻む…のかな?
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なんかそんな感じのお話でした。
ふーん…くらいに思ってくれれば幸いです。
Appendって単語、一つも出てきませんでしたね…。