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死にたかった私が今生きている

現在40代 家族は穏やかな夫と優しい小学生の娘。

私はサラリーマンの父と専業主婦の母のもとに次女として生まれた。
小学生低学年の時には父からの暴力と、母が望む事以外はしてはいけないという支配の中、家族全員からのストレスのはけ口にされて虐待が日常的だった。
家族の顔色を伺い、親が望む事しかできなかったので、自分のやりたい事を口にすると人格否定をされる事の繰り返しだった。
興味がある事を考えたり口にする事をやめた。

中学生ぐらいの時には、はっきりとした自殺願望をとても強く感じていた。

20代になってやっと家を出て一人暮らしをしても自分で何も決められず、決める事が苦痛で他の人の目ばかり気にして人間関係でつまずく日々だった。
過去の虐待の記憶が繰り返し思い出され生きている事がつらくて自殺ばかり考えていた。

20代後半にこの人となら楽しくいきていけるかもしれないと思い結婚。

30代に長女を出産。

40歳になってから幡野広志さんの本と出合って自分の人生を楽しみたいと強く思った。

翌年、自分の虐待の過去を処理出来ずに暴力的になり夫と喧嘩ばかりの日々。離婚の危機に陥る。仕事でもかなり無理して働いていた事でうつ病になる。
その時に自分の過去の虐待についてのカウンセリングを受けつつ、ストレス源となっている仕事を辞めて1年半ほどカウンセリングを受けた事で過去の虐待体験に心を乱される事なく傷ついた自分自身を癒す事ができるようになった。夫との関係も修復できて生まれて初めて穏やかな生活を手に入れた。うつ病もかなり改善。自殺願望もなくなった。

去年、再就職をして仕事と家庭のバランスを保ちながらやってみたい仕事をして平穏な生活を維持している。
ただ、今まで自分のやりたい事してこないで生きてきたので、自分が何がしたいのかわからず、失敗を恐れてしまい勇気をもって一歩を踏み出す事がなかなかできない。何かしなければと焦る気持ちと、じゃあ自分は何かしたいのか考えながら日々悩んでいる状態が現在。
でも今が一番幸せだ。

誰よりも"死にたかった"から、"普通"に生きようと頑張った。
だから結婚して出産して子育てしたら幸せになれると思ってた。
でも違った。家族から受けた傷は癒さない限り自分の幸せはつかめない。
ただ、一人で頑張らなくていいと思う。私のようにカウンセリングだったり、病院だったり専門家に頼って癒していくのが早道だと思う。
自分が死にたいと思うのは自分のせいじゃない。そういう環境でそだったら死にたくなるよって今は過去の自分に言える。

昔の自分に教えてあげたい。
自分が悪いわけじゃない。今は耐えて自分を守って自分の味方でいてあげて
そして頼れる大人を一人でも多く探して生き延びて欲しい。
できるならば助けを求めて欲しい。
時間はかかるけど幸せになる日がくるからね。


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