ミュージカル「I'm donut?」感想

最近、愚痴ばかりになってしまっていてとてもとても悲しいので前向きなものも書こうと思います。

※以下内容のネタバレありです!!

荒牧さんプロデュースのびっくりドーナツミュージカル、略してドナミュ。
最初はどうなることかと思ったけどお手渡し回じゃなくても3回入るくらいは本当に楽しい舞台でした。
※6/22(当日券、仕事終わったあと走った)、7/8マチソワ(マチネはリセールでセミスタンド、ソワレはFC当選分)

キャッテリアで散々、虚無り散らかし勝手に落ち込みましたけれども。
やっぱり私は荒牧さんの存在に助けられてるし、荒牧さんの演技も歌も好きなので、今回このドナミュを現地で見ることができて本当に良かったと思う。チケット代は相変わらず高いと思っていますが笑、でも与えられたものに対してそれ相応に役者陣には対価を払いたいとは思っているので私が石油王ならいくらでも貢ぎたいとは思うくらい私には刺さった舞台でした。

制作陣は信頼しかないメンツで、本当に感謝しかありません。

6/22の初日。配信も買いました。なぜなら、カテコが超絶可愛かったから!!!!!!!!!!
手数が多くて、キッチンを模したステージではやることが多く、毎回通すたびに何が抜けたり、何かが起きたりするとのこと。
今日も何かが起きてたかもしれないけど無事に終わってよかったって。
毎回お決まりで「ご来店ありがとうございました!」というところを、立石さん「ご来場」と言ってしまい突っ込まれ崩れ落ちるのもまた一興。

7/8 マチネ
全然記憶ないんだけど、円くんが良くんの肩を叩くシーンでめっちゃいい音して笑
裏まで聞こえてたらしく、カテコで荒牧さんにめっちゃいい音したね、と言われてました笑
立石さん、加減を忘れたらしいです。
いや〜、そんなところも円くんっぽい。

7/8 ソワレ
立石さん、(円くんとして)やりたいこと全部やったね!って荒牧さんに言われてました
終始、円くんのペースで物語が進み、2人は巻き込まれて笑いながらもアドリブを拾い、展開して安定感と安心感があるからこそ、立石くんも思う存分楽しくやってたんだと思うし、なんだか感慨深くなりました。まるで親の気持ち。

あと歌が初日よりも断然聞こえが良くなっていて、それもまた舞台の良さかなと思いました。やりながら色々修正したり、表現を変えたり試行錯誤してたのかな〜と思います。

○立石さんが演じる円くんは、持ち前の明るさとポジティブさで周りを巻き込んでいき、物語が展開します。立石さんは本当に顔面が整っておいでで、悲劇を背負うのが似合うというとアレかもしれませんが、とにかく背負ったものはきちんと返してくれる役者さんだと思います。2.5だけでなく様々なミュージカルで活躍され、付けてきた力をあのせっまい箱で見せてくれるというのはなんとも贅沢な話かもしれません。

○荒牧さんが演じる悪魔マキアは、イタズラとは済まされないほどのことをしでかしてますが笑
でも、事故に合わせたわけではない(と解釈している)ので、命の恩人(?)ではあるなぁとか思ってます。まあその命の扱い方は、悪魔だなぁ、というところですが、ドーナツなど甘いものが好きでそのためなら手段を問わないところはある種、自分の信念には従って行動していて、ただただ人間を困らせたいとか、そういう行動理念ではないのかな、と勝手に思ってます笑
心優しい訳ではないけれど、彼がイタズラするのは目的のための手段なのかな、と。
そんな悪魔を荒牧さんが演じてくれたことに感謝。ただただ、イタズラしたいだけではない、そんな繊細で人間らしくもある悪魔マキアは荒牧さんにぴったりだと思いました。
私は推しの悪役が大好きな人間なので(笑)
今度はちょっぴりキュートなマキアみたいな悪役(?)ではなく、もっとガッとくる悪役が見たいです、ただのオタクの希望ですが!

○福澤さん演じる先輩店員、水也良くん
クールで、ちょっぴり(?)無愛想。でもドーナツにかける情熱は誰にも負けない、そんな彼。
突然の新人に、小言を言いながらも見捨てずしっかり指導する姿は本当になんというか、情に熱い男だなぁ、と。
事故に遭っていたのが自分じゃなくて、円くんだと知った時の彼の本当に複雑な表情、私は見逃しませんでしたよ!マキアが取引を持ちかけたあの時、あの時に事故に遭っていたのが円くんだと知っていたら、入ったばかりの新人、しかもどちらかと言えば嫌いなタイプの人間のために仕事の先輩後輩という関係だけで自分の味覚は差し出さなかったはずです。
あの新作ドーナツ作りを経たからこそ、また円くんに情が湧いていたし、だからこそ狼狽えた。
円くんの過去も、今の性格も全て知ってしまったからこそ、なんで(自分じゃなくて)コイツが事故に遭って死を背負わなければならないのか、深く考えてしまったはず。だから、目の前の人(円くん)のためのドーナツ、という発想に至ったし、円くんを守りたいと少なからず思ったのかな、と感じました。
最後の最後で、コンペに落ちてしまった新作ドーナツを師匠から出していいよーって円くんから聞いた後、誰も見てないところで静かにガッツポーズする姿は、良くんの性格の全てを物語っていた。本当は負けず嫌いで、コンペに落ちてしまったことをとてもとても悔しく思っていたはず、
心のどこかで何故師匠は、分かってくれないのか、と失望もしたはず。誰かのためにドーナツを作る、という信念そのものはきっと良くんはお師匠から教わっていたはずだから。
教えを守る良くんの作るドーナツはきっと食べた人みんなを幸せにするんだろうな。
そんななんとも解釈が人それぞれになりそうな良くんを天然な2人に振り回されながら演じてくれた福澤くんに拍手です。本当にありがとう!
そして天然2人のツッコミお疲れ様でした!

本当に多幸感あふれる舞台でした。
毎公演あっという間で、時間を忘れてしまいます。そして円盤発売決定おめでとう!

明日は千秋楽ですね。
長いようであっという間でした。

最後まで無事に駆け抜けられますように。

長くなりましたが、素人めでの感想でした。

もっと通いたかったけど、チケット安くないので(汗汗)(涙目)

役者が笑顔で入れることが1番なので
健康には気をつけてこれからも舞台に立ってほしいなぁ、と思うオタクなのでした。

終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?