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自分との格闘

ネット社会というものは、良くも悪くも人間の思考をガラッと変えてしまったのではないか、と思う。
私自身、人生22年の半分ほどはもうインターネットと密な付き合いをしているが、親世代を思うと如何に自分が変な側面ばかり気にしているかを思い知らされる。

私は友達が少ない。交友関係こそ狭くもないが広いわけでもなく、その上深さは殆どない。
気になること、というのも大概は親にすら話すのが億劫なことばかりである。うつ病や自律神経失調症が良い例。そこに話せないともなれば、頼るはネットの海か私の消しカス程度の経験則。ネットで目につくのは両極端な例ばかり。経験にしても、やはり学ぶことが多いのは失敗や辛いものばかりだ。自分をポジティブに納得させるのは非常に難しい。
今でこそ、自己開示の練習、嫌われたらそこまでのこと、と自分に言い聞かせ、家族や親しい友人に悩みを打ち明けることが徐々にできるようになっているけど、本音に伴って涙が出るくせはまだ治りそうにない。

例え知り合いでも大切な人にでも見られてもいいと思ってこのnoteを進めているが、この話ばかりは少し躊躇してしまう人間もいる。ごめんね。こんなことがありました。

突然だが私には元彼がひとりいる。二人、と話した人もいるかもしれないが、ひとりは正直カウントもできないようなレベルで、すぐにさよならをすることになったのでもう数えないことにした。
大きく私の心を揺さぶったその元彼というのは、2ヶ月も付き合っていない、骨折期間ともいえそうな長さの短い付き合い。
彼が、私の実質初めての恋人だった。今思うと、カップルのような何か、嫌な付き合い方ではあったものの、彼が私の数少ない(母数的にもだが)恋愛経験の殆どを形作っていった。事あるごとに彼との出来事を思い出しては吐きそうになり、私の尊敬するネ友さんに怒られ、励まされる日々をここ半年ずっと送っている。…これが、厄介なのである。

恋愛における成功ってなんだろう。結婚して添い遂げること?いい付き合いだったと笑える人がいること?まだ悩む私は頭が固い。まあこう書いてるだけあり、骨折期間の彼は失敗と思っている。
マインドの変化が大きくあった点ではよかったのかもしれないけど、その反面心に負ったトラウマやダメージは計り知れない。この通り私は初彼氏を大失敗で終えており、おまけにそれ以外の恋愛でいい思いをしたことは本当にない。よくマッチングアプリをやろうと思ったな、と少し前の自分に言いたい。

ネガティブなことばかり書いてきたが、今マッチングアプリについて触れたのは、そこで出会った人が今とても大切な存在になっているからだ。来月頭で3ヶ月になる。世間的にはまだまだではあるが、距離が近い付き合いをこれだけ続けているのは人生で初めて。
※距離が近い、というのは、恋人は人間関係的には自分と非常に近い位置にいる存在だと思っているから。友達以上恋人未満なんて、誰がそんな上手い言い回しを思いついたのだろうか。付き合いの長さは色々あれど、距離的には友達よりも近いものになるだろう。。

心の整理も兼ね、トラウマを抉る。
今の恋人を除けば、私は片想いを含め全て(といっても母数は片手で数えられる程度だが)振られる経験しかしていない。面と向かって振られるならまだしも、あの骨折人間に至っては楽しい楽しいデートの翌日朝にド長文で言い訳を並べ立てられて振られた。これが正直今までで一番大きな傷だし、1年半経ってあの人間よりも大切な彼がいても、朝このトラウマが頭をよぎって憂鬱になることはたまにある。正直恋愛で思い出すトラウマは8割くらいこれである。

そう。見捨てられることに異常なレベルの不安がある。自分で自分を幸せにできないのがそもそも根本的な欠陥ではあるものの、かなりの頻度でその不安がこんにちはしてくるのである。

かなりネガティブなことばかり並べ立ててきたが、これでも丁度落ち込んでいた頃から付き合いがある人間たちには「明るくなったね」と言われることが多い。
あの大失敗がなければ勿論今隣にいる大切な恋人どころか、今大学で一緒にいる友人たちとも、なんならあの尊敬するネ友さんにも出会えていない。
人も物も、何かなくなれば新しく必要なものが入ってくるとはよく言ったもので。
今なら大丈夫だから私には大切な人がいる、今なら乗り越えられるから周りで何かが起こる。そんなスピリチュアル的なことも、案外捨てたもんじゃないなあ、と。

あの人が言ったこと。
「勉強時間が取れない。お金がない。そもそもお前が信じられない。そもそも彼女として見れない」
自分から全て捧げて後悔するなら、人を信じる気がないなら恋愛するな。恋愛は信頼で成り立つものだ。堂々と言えるメンタルは持ち合わせていないが、事実じゃないかな。
ちなみにこいつ、こう言っておいて1ヶ月もしないうちにJK(別れ際によく会話に出てきていた、彼いわくしつこい子)としっかり付き合っていた。その半年後には私のSNSに匿名(笑)コメントを残しまくってきたり、挙句私の友人にアプローチをかけていたり。。
ちょうどその頃バイトをクビになったり、自転車で軽く事故したり、バイト先で階段から転げ落ちたりとなかなかに苦しいことが続いたが、こやつに再会したことがトリガーとなり、人生で初めて1人で厄祓いに行ったことも今となればなかなか笑い話。笑

今、私はタイトル通り毎日が自分との闘いだ。
インターネットの記事や経験則と、それに伴う負の感情に惑わされず、目の前の誰かを信じ抜くこと。それが友達であれ、恋人であれ。この闘いをやめられる日が来る時、どうなっているかはわからない。ただ、人としてはとても成長できているんじゃないかな、と。

いつも言い聞かせている歌詞がある。
以前のnoteでも、某埋まらない5年日記でもやっているが、やはり音楽を聴いて、歌詞を読んでメンタルを支えている人間としてこれは書かないといけない気がした。

愛されてた 宝物だ
試されてる 私はきっと愛されてる

Feeling / Mrs. GREEN APPLE

自信をなくした時、なくしそうな時、これを聴いて自分を鼓舞することがやたらと多い。
愛されているということ。
この曲を聴くまで考えたこともなかった。当たり前のようで実は全くもってそうではないと気づいたのは、ここ数年のことだった。
愛してくれる人たちには感謝しか、ないな。
そして、何より、自分も自分を愛せるように、また誰かに愛され続ける自分であれるように、日々感謝と努力を忘れず生きていきたい。

こはく。

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