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強みを尖らせる


今回は強みが持つ、二面性についてお話しします。
強みと弱みは表裏一体ということを、つい最近身をもって体感しました。

磨かれていない強みは、時として成功から遠のく諸刃の剣になってしまう。
そんな学びから今回の記事を書いてます。


強みってなんだろう

意外と自認することが難しいのが「自分の強みを知る」。

「強み=自分の中では当たり前にできるが、他人からしたらすごいと思われること」なので、そりゃ人から指摘されるまでは分からないと思います。

強みが知りたければ、一緒に仕事をした経験があるメンバーに聞いてみると良いでしょう。

自分自身の場合は、過去に仕事をしてきたメンバーから
「こばって〇〇の能力長けてるよね」と複数名から言ってもらったことがあり、自分の強みは把握できていました。

「何もないことを形にする。」ことが自分の強みです。

計画やイメージが特になくても、なんとなくそれっぽいものを作り出すのが自分の得意分野。

それをもとにブラッシュアップしてくことで完成に近づけていく。

いわゆるアジャイル的な仕事の進め方を今までしてきました。
それで困ったことも特になかったので、「この強み、最強じゃん!」と胡座をかいていた節もあります。

しかし、会社に入り「最初から完璧を求められるプロジェクト」の責任を担うことになり、ものの見事にこの強みが悪影響を及ぼしました。

この強みには「無計画で、雑に立ち上げる」という弱みも同時に含んでいました。
そしてこの強みのもう一つの難点は、うまくいっている風に見えてしまうことです。

雑に立ち上げても、それなりに形にできてしまう自分の長所が、二重三重に悪い方向に塗り重ねられてしまったのです。

この強みが持つ脆さを自覚せぬままいつも通りプロジェクトを進めてしまい、時間がある程度経過してから手戻りの発生を生じさせてしまいました。

今回、自分自身の強みが持つ脆さを自覚できました。

この脆さが出ないように事前に予防線を張る仕組みを構築できれば、自分の強みが、濁りのない純粋な「強み」として手に入れることができるのです。

まだ、この仕組み化は構築途中ですが、また一つ自分のステージを上げるきっかけとなりました。



自分の強みの二面性を知る

自分の強みを尖らせるためには、
①自分自身の強みを把握する
②強みの裏にある、弱みを知る
③弱みが出ないように予防線を構築する

あなたはどの番号が当てはまるでしょうか。
是非とも、あなた自身が持つ強みの”脆さ”を自覚し、純粋な「強み」を獲得してください。

ちょっと補足(内省用)

自分は元々超がつくほど計画を立てることが好きでした。
受験の時も、手に取るテキストのページ数を全て把握し、終わらす期日を決め、日割りでこなすページ数を算出し、毎日のタスクに落とし込むようなことを、中学生の時に平気にしていました。

そんな僕でしたが、大学に入り、旅に出始めたあたりからトント計画を立てることをしなくなりました。

行き当たりばったりでもなんとかなることを知ってしまったのです。

そのおかげで躊躇せず新しいことに取り組めるようになり、
今の自分の強みである、「何もないところに足を突っ込んでパパッと形にする」も形成されてきました。

中高生時代と、大学生では自分自身の強みは全く相反するものです。

しかし、今の僕がこの中高生時代のような超計画立てるマンになったら多分最強になれます。

何もないところに足突っ込んで、計画的にスピーディーに形にする人になれるんで。

というわけで、昔のようにうざいくらい細かな計画立てて、それ通りにこなす真面目くんにたまには戻ってみようと思います。


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