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井戸端会議

井戸端会議とは…Wikipediaさんにきいてみました。

井戸端会議(いどばたかいぎ)は、かつて長屋の女たちが共同井戸に集まり、水くみや洗濯などをしながら世間話や噂話に興じたさま。主婦同士などによる世間話のこと。

主婦どうしのおしゃべり。世間話。ですね。

ちょっと思ったんです。
何気ないこの世間話が役に立っていたなぁ。と。
病院の話、子どもの習い事、学校で起こったこと、学校行事予定、地域の活動などなど…
何気ない話が楽しく、生活の知恵みたいなものも先輩おかあさんから学んでいました。

ところがそんな私でも
この井戸端会議に参加できない時がありました。

それは、コロナ渦もあったけど
息子が学校に行けなくなった時です。
井戸端会議に参加しても、どこか気を使ってしまいます。
話したい事もみつかりません。
いえ、話せなかったのです。
この場所から早く去りたい気持ちになったり…
子どもの不登校に気を使ってくれているのもわかるんです。
当たり障りのない様な言葉を探しながら
その場は、自分なりに、普段通りに話します。
帰宅後、ヘトヘトになってます。
人と会う事を避けるようになりました。

子どもが学校に行けなくなった時
そんな時、誰と話したらいいのか
どんな気持ちで過ごしたらいいのか
子どもになんて声をかけたらいいのか
とても迷いました。

そんな時の話し相手は
本でした。
不登校や発達障害の本を図書館から借りて来て殆ど読んだと思います。
それでも、私はどうしたらいいのかわからず…
相談できる場所を探しました。
そんな中、私が1番ホッとしたのは
同じ経験をされていらっしゃる親御さんに
「うん」と、頷いて聞いて貰った時でした。
井戸端会議に助けられたのです。
その方は私の話を…心を聴いてくださいました。
その時、どれだけホッとしたか
その日の事はとてもよく覚えています。
感謝しかありません。

たゆここは
不登校や行き渋りのお子さんを見守るおかあさんの茶話会を
今は、月に一度開催しています。
気兼ねなく、井戸端会議ができる場所になれば、と考えています。

先日の茶話会の日の事でした。
参加者さんはいらっしゃらなかったのですが、開催時間の12時までその場所にいました。
12:20過ぎにその会場を出て駐車場にいると
「たゆここさん」
と、声をかけて下さった方がいらっしゃいました。

ずっと前から、たゆここを気にして下さっていたらしく
丁度お昼休みだったので声をかけて下さったのでした。
そして、お子さんが不登校だと教えて下さいました。
ちょっと井戸端会議をしました。
はじめは緊張されていましたが
素敵な笑顔でお仕事場に戻られました。
ほんの少しの時間でした。
正直な思いが言える井戸端会議って大事だと私は改めて思いました。

たゆここの茶話会は
井戸端会議😊

話すのにも勇気がいる時があります。
私がそうでした。
「話したいなぁ」
と思うタイミングは人それぞれですね。
駐車場で声をかけて下さった方は
近くでお仕事をされていて
たゆここの活動をご存知の様でした。
お昼休みにすれ違った時「こんにちは」と
ご挨拶したら「お疲れ様です」と言って下さいました。
その、数分後の出来事でした。
その方の話すタイミングが、この時で
よし今!という決断もされて来てくださったと思います。
初めての人に声をかけるって
勇気が必要ですものね。
ドキドキします。
それでも、声をかけて下さった事に
私はとても感謝しかありません。
それは、私を信じて下さったから。
とても嬉しい出来事でした。
声をかけて下さり
ありがとうございました。


読んで下さり
ありがとうございました。


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