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硬いパンチとは【ボクシング】

おはよございます。
13年間続けたプロボクサーを引退した小原佳太です。

 現在は僕はアマチュアボクシング全国大会二冠、プロボクシングで日本二階級制覇の実績と日本トップで戦い抜いた20年のボクシング知識をより多くの人に知ってもらうメンバーシップと基本を重視しながら戦略面も含めバランスの良いボクシングを伝えるボクシングレッスンを行っています。

 今回の記事はパンチの種類でよく聞く【硬いパンチ】とは何かを説明します。
この硬いパンチを打てるようになるとパワーロス、つまりパンチ力の損失を減らして自分のパワーを最大限相手にぶつける事により勝率を上げられます。


硬いパンチとは

 強いパンチとは大きく2つ、勢いが強いパンチと硬いパンチに分けられますが嫌がられるのは硬いパンチ。
 それでは硬いパンチとは何か。
硬いパンチとはパンチ力が逃げずに最大限当たる場所に力が伝わるパンチ、それは倒すパンチに繋がりまます。
 パンチ力が逃げてしまう理由は
・軸足で支えられていない
・関節に角度がつき緩衝材(クッション)になっている
ので
・軸足を踏ん張る
・腕と肩の角度をなくす

ようにパンチを打つ。

肩と肘の角度を無くす
軸足を踏ん張る

 この2つを修正し、パンチが当たる瞬間に形ができていれば自身の力を最大限相手にぶつけられる硬いパンチになります。

補助する技術

 補助する技術として
・スナップ
・拳を当てる
・筋力
がありますが、こちらはコツや練習量など習得するには期間を要するので今回記事にはしません。

勢いが強いパンチ

 強いパンチのもう1つの種類、【勢いが強いパンチ】は身体能力に左右され産まれながら力(身体)が強い場合やフィジカルトレーニングによって強化しますが、その分野は専門家に任せます。

握力

 【硬いパンチ】を説明するのに握力の強さを用いる人もいます。
握りの緩さが緩衝材の役割になってしまう理由付けは理解しますが拳を握る力みが筋肉の硬直、動きづらさに繋がるならばボクシング競技としてプラスに働かないのでそこに焦点を合わせることは奨めません。
 私なりの解釈でいえば拳を上手く当てれば大きな握力は必要ない。

勝利に必要な技術

 ボクシングはパンチ力だけが勝利に繋がるのではなくて、
・パンチ力
・当てる技術
・防御
が複合的に必要なことを理解して練習してください。

 ボクシングはパンチの種類だけで勝敗は決まらないので、ボクシング競技における技術論や分かりずらい専門用語の解説が必要な方はメンバーシップ登録していただき質問をください。
沢山の疑問に答えることで多くの問題解決策を提示できますのでよろしくお願いいたします。


僕の知識がボクシングが好きな人に届きますように。