Day2: 仕事を分解してみたら「ことばを磨かねば」ってなった
やってる仕事の中で一番むずかしくて、おもしろくて、骨が折れて、やりがいを感じるものは「文化をつくる」というもの。
今日はちょっとパーソナルな話。
わたしはとある老舗IT企業の情報システム部門で働いているのだけど、うちの部門って社内システムの運用、導入だけじゃなくてこんなこともやっている。
新技術を積極的に試し業務に組み込む。成功事例を作ってノウハウを全社にシェアする
成功事例を外部に発信し、企業価値を高める
社内変革や文化醸成をする
大きな会社さんだとDX推進部、イノベーションなんちゃら部、みたいな部署がやることをうちは情シスがやる。やれやれだぜ!
※DX=デジタルトランスフォーメーション
で、特にわたし個人には発信系の全般と文化醸成がまるっと回ってきている。
なんというか…うちの部門の人たちシステム作るのは好きだけどユーザビリティとか、分かりやすく伝えるみたいな意識がアレで…「作るのは俺たちがやるからこむぎさんはそれ以外をよろしく」みたいな感じで…。
わたしだって開発したいんですけどね……(ぐち)
「外部への発信」は比較的分かりやすくて。イベントに登壇したり取材を受けたりしていい数字がでれば万々歳。
一方、社内変革や文化醸成に関しては答えがないし結果が数値で出るわけじゃないから手ごたえも得にくい。そしてなにより心を折られることも多い。だって変わりたい人ばっかりじゃないんだもの。
今まで通りのことだけをやっていきたい人って一定数いて、そういう人たちって変化を強制されると自分と自分が積み上げてきたキャリアを否定されたように感じるみたいなのだ。老舗企業だから年配の方も多くて彼らは特にそう。
そういうわけで割と孤独に、手探りで、細心の注意を払いながら試行錯誤を2年くらい続けてるんですが。
最近、手ごたえを感じるようになってきた…!!
ポジティブなコメントやリアクションがたくさん集まったり、公の場で活動を取り上げてもらえたり、「わたしも一緒に取り組みたい!」とメッセージをくださる方がいたり、わたしの発信した内容から影響を受けて行動が変わった、と伝えてくれる人もいたり。
なんてこった!こんな嬉しいことがあるかい!?
もらったフィードバックと自分なりの振り返りを経て、"文化をつくる"って、共感を集めた先にあることなんじゃないかと思ったりした。素人なりに経験と合わせて考えてみたんだけど、このあたりを大事にしたのがよかったんじゃないかなって。
頻繁に発信を続ける
キーワードや端的なスローガンみたいなものを繰り返し何度も使って目と耳に慣れてもらう作戦。こういう世界をつくりたい!と事あるごとに伝え続けたのは良かったのかもしれない。楽しそうにする
小難しくて堅苦しいものをわざわざ触りたい人はいないよな…と、とにかく敷居を下げることに尽力。そのためにわたし自身が何か伝えるときは楽しそうに、やわらかに、ポジティブに、を意識していた。裏ではカリカリしていることもあったけど。偉そうにしない
「これをやりなさい。なぜならこういう効果があるからです。私はこれをやってこう変わったのです。さあ貴方もやりましょう!」とか言われるとわたしはやりたくなくなるなー。
(この記事がそもそも偉そうに感じたら本当恥ずかしい。ゴメンナサイ)仲間をつくる
自分とは違った目線で物を見れる人や忌憚のない意見をくれる人が仲間になると強いですよね!そして運営側(わたし)じゃない人たちがどんどん発信してくれるようになるともう最高。説得力が違う~!みなさんのおかげです精神
お客さまか身内かに関係なく「おかげさま」を忘れてはいけないし、言葉にして感謝を伝えるって超大事だなと。なんなら公の場所で『〇〇さんのおかげでこれが実現しました!』ってバイネームで紹介したほうがいい。だってわたしならそうされたいもん。承認欲求。
細々と書いてみて改めて感じることだけれど、一貫してことばってめちゃくちゃ大事だよね。わたしの場合は仕事に直結していたりもするけど、そうじゃなくても人と関わって生きていくならことばの扱いには長けていたほうがいい。
ことばを鍛えたら、大切な人を守ったり励ましたりすることができる。
誰かを悲しませたり傷つけたりすることも減るはず。
ことばの力ってすごいと思うんだよ。
だからやっぱり、学び続けたいな。
Day2:今やっている仕事、学んでいること
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