忘れていたものを

与えられたものだけを
受け取っていきていくよ

今までもそうしてきた
望んでも手に入らないことを知ったあの日から

欲しかったものが手に入ったときは、
それなりに嬉しかったんだよ

神様からのご褒美だと思ってた
でもそんなのはなかなか起こらなくて、
時間が経てば、欲しいものも無くなって
そこにあるものだけを手に取っては捨てていった

だから、もういいよ、終わらせてもいいんだ
望みがないから、
見つけられないから

目標もないから






僕が欲しかったものを
君は取ってきてくれた

そんなことしなくてもいいよと
笑いかけたはずが君は泣き出しそうだった

みんなの笑った顔だけはすぐに
手に入れられるのが取り柄なのに

何がいけなかったのかと考えても
今の僕にはてんで分からなくて
そんな僕を見て
今度は怒り始めた君をただ眺めて
君の持つそれを受け取って笑いかけたら
君は


そうか、忘れていたんだね、
全て置いてきてしまっていたんだね
それなら取り戻しにいこう

君を笑顔にしたいから

ちゃんと笑いかけたいから

そうしたいから




何かに吹っ切れてしまった人は、強さの影に悲しさが垣間見えるときがあります。

(それがとても美しく見える私はおかしいですが…)

吹っ切れたものさえわかれば、無理矢理捨てたものを拾いに行けるのかなとも思います。でもそれが難しい。

こんな気持ちを胸に書いてみました。

読んでいただきありがとうございました。





1人の時だけは少しだけわがままに
思うままに

いつも頑張ってるよね