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#2 北京に降り立つ

2010年9月某日、私(@ko_shanghai)は事業団の一行と北京首都国際空港に降り立ちました。
初めて降り立った中国・北京の地 バスの窓から見える街並みを見て感じたのは

「ナンバープレートをつけてない車がむっちゃ走ってる・・・」

という何とも情けない感想だったのを覚えております。
後に所属する会社の中国人先輩にこのことを質問してみたら、当時はナンバープレート申請中でも公道を走ることができたようです(今は知りません)。
うろ覚えですが、聞こえてきた他の参加者同士の会話でも同じような疑問を持っていたような気がします。

到着した初日はその足で北京の日本大使館を訪れ大使の方のお話を聞いたりしました。

初めて「中国料理」を食する

この事業団では中国側の担当者3名+各地域の担当者数名がアテンドしてくれました。基本的には日本語も流暢な方々で、人によっては日本留学当時に流行っていたらしい「石毛劇場」のダジャレをかますなど我々を楽しませてくれました。
日々案内されるレストランも割と高級なお店で、初日の夜は「四川料理」のお店でした。
日式の中華料理しか食べたことがなかった私にとっては初めての「中国料理体験」です。
マーラーの痺れに大汗を流しながら食べたのを覚えてます。

普通の本屋のはずなのに・・・?

あくまで「政府の交流事業」なので、滞在中はそれなりに制約を課せられておりましたが(屋台で食べ物や偽物を買わない、無断外出は厳禁)、自由時間が設定されて都市もありました。
北京もその一つで、「万里の長城見学」、「市内ぶらぶら」、「ホテルで休憩」の3チームに分かれて各自のテーマでの散策を行いました。
私は「普通の北京の街並みを見たい」という思いがあり、「市内ぶらぶら」組に参加することに。
初めて歩く中国(北京)の街並みは、発展箇所の北京とはまた違った雰囲気で、興味深いものでした。
余談ですが、地下鉄の路線図を見てたら目に入ってきた、「苹果園駅」という駅が妙に気になった記憶があります。りんごが何か関係あるんですかね?

上記の制約もあり、買い物をする時はそれなりに信用できそうな場所でしていました。市内ぶらぶら中に、大きい書店に立ち寄ったので「ここなら大丈夫だろう」と判断し、何気なくCD/DVDコーナーへ。
(店名はもはや覚えてないのですが、上海で例えるなら「上海書城」程の大型店舗だったと思います。)
そこで見つけたのは、当時私がはまっていた「黒執事」のDVD-BOX!
ただ、どうみてもパッケージの造りがちゃっちいし、印刷が薄い気がする・・・!
「大型書店だし、きっと問題ないだろう・・・!」との判断で購入。
帰宅時に再生したら、右上にはちゃんと「テレビ神奈川」のロゴが入っていました というオチでした。
今はそんなことないんでしょうが、当時の私には「中国らしい」エピソードの1つです。

紫禁城裏の物乞いの衝撃

北京観光では必須といっても過言ではない紫禁城、旅行者の多さに圧倒されましたが、衝撃だったのは裏の出口に集まっている物乞いでした。
目が縫い合わされながら二胡を引く老人、両腕がない方。
私が訪れたことがある他の国では見たことがない衝撃、緊張感を感じたのを覚えています。

私はその時の滞在以降、北京を訪れてはいません。
コロナで当分の滞在は叶わないかもしれませんが、変わった北京を見て見たいと思います。

Kohei

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