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「(アバターの)他の部分は気に入らないけど靴だけ欲しい」と言われた話

はじめに

昨日、TLに触発されてうっかり真面目に規約云々パーツ取り云々のツイートをしてしまいました。
※一番最初のツイートは余計な一言で混乱させてしまうと判断したため削除しました。大変お騒がせ致しました。

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VRC以外でも3Dモデルを扱う界隈ならいつも何度でも繰り返されるであろうこの話題、また相容れない者同士が衝突してしまったのだろうかと思ってツイートしたものの、TLがざわついていた元々の話題は伝え方がマズくて制作者が憤慨したことだったようで、そのことに対しては私のツイートは非常にお門違いな話を展開してしまったようでした。
私が話した内容はその元々の話題について言及したものでは無かったとは言え、
もしも「何も知らないくせに!」と思われた当事者の方がいらっしゃいましたら誠に申し訳ございませんでした。

本題

以下は"伝え方がマズい"から思い出した自分の思い出話、つまりは自分語りです。


VRCのPublicで販売中の自作アバターを着ている時
「そのアバターの靴良いね。他の部分は気に入らないけど靴だけ欲しい」
と、目の前で言われたことがありました。
私はその当時、自作のアバターを一人のキャラクターとして、一つの作品として公開している気持ちでいました。
なので、その人の「靴だけ欲しい」という何気ない言葉で作品の1割だけが認められて、残りの9割が否定されたように感じて、ただただ悔しくて、困惑して、自分が作者であることも告げれずにその場を立ち去りました。
今思うと私が気にし過ぎだったかもしれません。相手はただ面白半分にからかっていただけだったのかもしれないです。もしかしたら日本語がすごく上手いアメリカ人のジョークだったのかもしれない。

しかし、この体験は

物を作ったことが無い人とはそもそもの価値観が違うんだ。
もしかしたらフレンドも、私が作者だと知っているから気を遣って言わないだけでそう思ってるのかもしれない。
そうなると、そんな風に考えてる人がどれだけ居るかなんて、本当のところは分からないんだ。

と、考えるキッカケになり、「今の自分の『アバター=一つの作品』って考え方だといずれ誰かと衝突して事故る」と思い、少しだけ考え方を変えてみました。

個人的に楽になった考え方

楽になった考え方、それは「私が世に出したものはどこを切り取っても100%私」でした。
これはとある方の言葉をほぼそのままお借りしただけなのですが、この考え方は自分自身に置き換えても非常に楽になるなぁと思ったのです。

そっか、どこ切り取っても100%私が作ったものだから、私の作ったものを一部だけでも気に入ってくれるなら100%気に入られたも同然って考えちゃっても良いのか(でもあんまり捻じ曲げないように気を付けよう)
ってかもう他人に迷惑をかけないのであれば、気に入ってアバター使ってくれるなら、どう使われても良いや。
むしろ好きって想ってもらえるなら別にアバターとして使われなくても良いや(笑)

と、諦めと悟りの入り混じったような覚悟をして、規約にはパーツ移植OKという旨を書きました。

ただ、パーツ移植・パーツ取りに関しては、「されても気にしないorされるとイヤ」という個人の感情の話だけで終わらせるのではなく、パーツ移植をされた先のアバターのデータが何かトラブルを起こした際に巻き込まれる可能性があるということは念頭に置いておいた方が良いだろうなとは思います。
参考:Tda式をVRChatやバーチャルYouTuberで使いたい人へ

アバターはキャラクターであり「服」

そんなことがあってから、自分はアバターをキャラクターであると認識すると同時に「顔や素体も含めた全てのパーツが服」と認識するようにもなりました。自作でも購入したアバターでも、自分が着るものなら服だと認識する割合の方が多いです。

また、前々から販売アバターや作りかけのアバターは全てPublicアバターにしていたので、それらを設置したワールドを作りました。
Publicにしたアバター達を気に入って使ってくれた人がカスタマイズしたくなったその時に、改めて買ってくれたら良いやって思ったんです。
何ならずっとPublicアバターを使ってたけどやっぱり買うってなったら他にも色々あることに気付いて、「他のアバター買って着たい!」ってなっても良いやって。
誰かの行動するキッカケの一つになれれば大したものではないかと。
買うほど気に入ってもらえたなら、それはそれはもちろん格別に嬉しいに違いないんですけど。

※Publicアバターにするとリッピングとか色々問題があるらしいということは知ってはいるんですが、それはVRCだけの話ではなくてネット上にあるデータ全てに言えることだろうと思うので、現状維持で行こうと思います。

最後に

あの時「他の部分は気に入らないけど靴だけ欲しい」って言ってくれた人、あなたは覚えてないだろうけど、ありがとう。
おかげ様で紆余曲折あって楽になりました。

でも正直その言い方は敵を作ると思うし、今思い返してもちょっとムカつきます(笑)
ただ、同じことを言われて言い方にムカつきはしても、以前のように「否定された…」ってめちゃくちゃ落ち込まないなぁと思います。


以上、思い出話・自分語りでした。


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