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心を守るために 哲学 本来的自己の回復

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精神医学としての哲学です。 サバイバルからリカバリーへ。
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2021年9月の記事一覧

今日の哲学

最初病院来た時病んでるけどなんか自由になったなと思ったらそれは超越者(自分の存在を超えたもの)と遭遇したから。
今日の哲学
限界状況体験と超越者との出会い
限界状況を体験し絶望した人間は無意識に自分の存在を越えたものと遭遇する。妄想ではなく感じるのだ。(その超越者は人によって違う)
それは与えられた状況の中で理性的に生きるというメッセージである。投薬で症状が抑えられれば冷静さを手に入れるわけだ。神

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今日の哲学

私のSF体験

マゾヒストだった俺は自己憎悪に耐えられなくなって、現存在分析をしてから子供の頃に帰るという技を使った。これは小説でよくあるトリック。限界状況で発狂したのもある。        

気がついたら最初の歴史的存在だった。

もの凄いカタルシスが訪れたが、それは自我障害的なもの。なぜか内面悪を持った。

前書いた存在と内面悪である。

今日の哲学

存在と内面悪には深い関係がある。

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今日の哲学

ヤスパース論

前提として自分一人では解決できない限界状況(苦悩・罪責・現存在の死・争い)といった不条理がある。そこから超越者(神)との出会いを通じて有限な自己の本質、歴史的意識(カタルシス)を獲得する。そこから自己を開示しながら交わり合うことによって本来的自己を回復する。

今日の哲学

三島由紀夫の弱点と俺

教授たちが知識だけでこの世に君臨してることが嫌でたまらなかったと。つまり何か行動せよと。

それはコンプレックスである。

能動意識は知識がある、けど何もできないと感じてしまうコンプレックスである。(歴史的存在など)

俺も若い頃その罠に乗った。

最初から今みたいにしてればどんなに幸せだっただろうかと思う。三島由紀夫のしたことは生の萎縮である。

今日は医学

寝ても寝足りない。
寝つけないのを睡眠障害って言って、睡眠薬を出すわけだけど無理矢理寝かすわけだ。その期間長かった。
今は寝つきいいけど寝足りない。これは自然な眠気。
ルサンチマン(現実と理想のギャップ)のケアしたから。

引用、今日は睡眠について
自然な眠気があるかないか、これはかなり大事で、眠気を感じないときは精神的に危ないです。入院の心配があります。

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今日の哲学

自分一人では解決できない限界状況体験(苦悩・罪責・死・争い)において大切なのは存在そのものである。あり方などではない徹底開示、交わり。場合によっては歴史的存在に踏み込むことも辞さない。社会性とかコミュニケーションで解決できないのである。

コミュニケーションなんか後でどうにでもなる。

今日の哲学

楽園は自分の中にある。人間が不幸なのは自分が幸福であることに気づいていないのである。

選択の自由があり、治療のための機関もある。
リカバリーもある。

自分を認めることもやがて可能になって満たされる。

今日の哲学 論文

実体験を踏まえた共生社会における現存在の本来性・心の回復について 
   アダルトチルドレン・HSP
サバイバルではなくリカバリーへ
 楽園は自分の中にある。もしくはあった。

     実存主義の先駆者はデンマークの哲学者キルケゴールで有名です。この文章の前置きとして
両親からの抑圧(両親のことを好きになれない)、自分自身の存在への目覚めというのがあります。キルケゴールは自分の存在(魂)は自分一

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