20/01/29

この日も彼は『科学的な適職』にならい、
「仕事満足度尺度」を測定することにした。
64の問いに5段階で答え、満足度を数値化する、というものだ。

現職を想定し質問に答え、算出された合計値は「161点」であった。

点数の判断方法として示されているのは下記の通り。
 64-192点…仕事にかなりの不満がある。転職を考えるか、ジョブクラフティングにより労働環境改善に取り組むべき。
 193-256点…仕事からやや幸福を得られていない状態。ジョブクラフティングをしながら3ヶ月程度様子を見るべき。
 257-320点…仕事の満足度が平均より高い状態。優良な職場といえる。

彼自身の感覚値としては真ん中の193-256点だと考えていたため、
少し驚くと同時に、やはり自分は転職するべきなのだ、という気持ちになった。


夜は趣味の創作活動を久しぶりに行ったのだが、
「これが仕事になれば最高なのに」という思いを彼は捨てきれずにいる。
1社、やりたいことに親しい仕事ができそうな会社を見つけているが、
趣味以上にする覚悟を持てていないことを自覚している彼は、
仕事は仕事と割り切る方が良いのではないか、と考えている。