20/01/09
この日も彼は現職が忙しく転職活動はできなかったが、
自身のモチベーションの源泉について考える機会を得る1日となった。
①人の善意
前日から得意先にお願いしていたタスクに対して、想定以上のスピードで得意先が応えてくれた。
彼はすぐさま得意先にお礼を伝えた。
善意と好意だけで物事が前に進んだこと、「一緒に頑張ってなんとかした」感覚を得られたことは彼にとって久しぶりであった。
業務としては些細な内容だったが、大口の案件を決める以上の高揚感、幸福感を得ることができた。これがあれば、一生頑張れると彼は思った。
成果はもちろん大切だが、そこに至るまでのプロセスがいかに「善意に基づいたもの」であるかは彼にとって非常に大切なのかもしれない。
②先輩のフィードバック
喫煙所にて、お互い忙しくて話せていなかった先輩と久しぶりに業務以外の会話をした。
先輩から、「お前の今の成長曲線は正しい」という言葉をかけられた彼は、言葉の内容以上にフィードバックをもらえること、見てもらえていることに喜びを感じていた。
・成果に至るまでのプロセスが「共創的」であること
・自分の行動、考え、努力に対してフィードバックがあること
彼のモチベーションに直結するこの2つの要素は、
働く上で彼が大切にしたいことであり、
業界や職種以上に明確な自身の軸になりうる。
彼は、目の前の霧が晴れた気持ちでいる。