ライドシェアに関する議論があまり盛り上がらないのはなぜか?
タイでGrabのバイクタクシーに乗りながら考えていたことをメモ。
そういえば「ライドシェアって絶対あったほうがいいよね」みたいなことを日本に住む方と話した記憶がない。
タイに住んでいる・いた方やアメリカで駐在している・いた方とはライドシェアについて話すことはあるし、その時は満場一致で「日本にも絶対いるだろ!」という結論になるけど、そうではない場合、ライドシェアについて議論にならない。
自分自身、日本に住んでいてタクシーで困った経験といえば、地元・滋賀のとある駅で酔っ払いのおっさんに絡まれながらタクシーを待ってたことくらい。
流石にその時は「滋賀でも配車アプリ使えるようにしてくれよ!」と思ったけど、それを経験する頻度は年に1-2回ほど。その時、その場で困っていたのも自分くらいだった。周りは自家用車で帰って行く人がほとんど。
都内でもタクシーに困ることはほとんどなかったと思う。使う頻度も少ないからだと思うけど。周りもタクシーを頻繁に使う人は経営者を除いて、多くない。それゆえ関心度低いトピックなのかなと思ったので、その原因について考えた内容をメモ。
特に調べず書いている仮説だけのメモなので、間違っている情報などもあるかと思います。
そもそもタクシー高すぎるので、普段から使う人があまりいない説。
タクシーの需要が多くの国民にとって高くないから、タクシーの供給量が増えたところで、多くの国民の生活にとって大きな影響はないという仮説
Xを見ている限りだと、ライドシェアに対して強い関心を寄せているのは経営者の方が多い印象。
普段から仕事でタクシーを使う経営者にとって、タクシーの供給量不足は仕事に影響を与えるために早く改善してほしいのは理解できる。
しかし、それは経営者の方々にとっての問題で、多くの国民にとっては特に生活に支障はない。
地方のタクシー不足問題についても、Xを見ている限りだと、これも都内の経営者が出張した時にタクシーが捕まらないという声が上がっている
しかし、その都内の経営者が直面する問題と地元に住む方の問題が共通しているとは限らない。
地方に住む人は基本的に車ありきの生活に慣れているので、タクシーが捕まらなくて困ったという話はあまり聞かない。多分、家族に迎えに来てもらうか、何かしら帰る方法を確保している可能性がある。
また地方の場合、飲むところも歩いて帰れる場所とかを選ぶ人もいると思う。
都内に住む人も、結局電車やバスなどの交通機関、シェアサイクルやLuupなどの短距離移動の手段も充実しているので、タクシーに乗る人も多数派ではなさそう。
少なくとも自分はあまり日本ではタクシーを乗らない。お金ないので。仮にライドシェアが使えるようになってもタクシーと同じ料金なら使わないなぁ。
ただライドシェアは賛成。反対する理由が特にない。
今後、高齢化社会になり、免許返納後、運転ができなくなるけど移動手段は必要という人が増えた時にライドシェアは必要かと思う。
ただ未来の問題のために危機感を持って迅速に動ける人が多い国あれば、今頃少子化問題は改善傾向に向かっている。
あと、ライドシェアを使ったことがない人にとって、それがどれだけ便利であっても一回使わないと想像できないだろう。
利用するインセンティブがタクシーをどこでも拾えるだけでは若干弱い気がしているので、「タクシーより安く使える」などわかりやすいメリットがあれば広まりそうな気もする。
けど、それはタクシー業界が反対するし、現にライドシェアのルール決めなどにタクシー会社がガッツリ入っているので、タクシー業界の利益が減る仕様になることはまずなさそう。
意外と進まない日本のライドシェア。
アジアに行って広げようぜみんなの視野。
時には強行突破も必要。壁になるのはタクシー業界への同情。
5-10分くらいの殴り書きなので、間違っている情報もたくさんあると思いますが、考えたことのメモとして残しておきます。