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シェーファー タッカウェイ ペンシル

どうもかんとく/ちゃこです。
こちらのペン。見たことの無い人の方が多いのではないでしょうか?
このペンはSHEAFFER(シェーファー)のタッカウェイというシリーズのペンシルです。面白いポイントがいくつかあるので是非最後までお付き合いください。

SHEAFFER(シェーファー)

SHEAFFERはアメリカの高級筆記ブランドで、白いポッチのホワイトドットがトレードマークです。かつては万年筆の様々な吸入機構を生み出し、ParkerやMontBlancに次ぐ有名なメーカーでしたが今ではフランスのボールペンメーカーのbicの傘下に入り、しっかり勢いが衰えてしまいました。

http://www.sheaffer.jp/

さて、そんなSHEAFFERから1940年代に万年筆と共に販売されていたのがこのタッカウェイのペンシルです。

Tuckawayの名前の意味は「使った後にそれを片付ける」というもののようです。〝take away 〟とかけてるんですかね?

そのタッカウェイの1番の特徴はその全長の短さでしょう。上記の写真の通り10.5cm程しかないのです。比較的短めのペンシルと思えるLAMYのスクリブルと比べても短いですね。万年筆の方も11.5cmしか無かったというのだから驚きです。しかしかなり取り回しが良いので長所でもあります。又、この小ささは1940年代当時に秘書のために作られたモデルの様でサッとメモを取ったりする女性向けのペンだったのですね。

ここからは写真多めで各所を見ていこうと思います。

まずはクリップです。クリップもこれまた1.6cm程です。上にあるポッチが先程言ったホワイトドットです。

胸ポケットなんかに入れたらちょこんとしていて可愛いですね。コンパクトなので内ポケットなんかに入れてもかさばらないのがいいですね。

ステンレスの上部には波状と、縦のラインの彫りがありビビッドな感じがします。

軸の下半分はセルロイドで出来ています。今後このブログではセルロイドがよく登場すると思うので、知らない方のためにここですこししっかりめに説明しておこうと思います。

セルロイド
セルロイドはニトロセルロースと樟脳を主な成分とする世界初のプラスチックで水や油,希酸に強く,彩色でき,安価で耐久性と柔軟性を備えた成形可能な素材として7,80年代に筆記具やおもちゃなど様々な製品に使われました。しかし、摩擦などで発火しやすく火災事故になることもあり、日本では消防法で第5類危険物にも指定されています。
(Wikipedia1部引用)

要するに綺麗な色を出せるのですが危ないので今では使われなくなってしまったのですね。私はレトロな雰囲気が味わえ好きなんですけどね…取り扱いには注意してきたいです。

このグリップのように加工がしやすいため昔はかなりセルロイドが使われていました。

さて、芯経ですが0.92mmです。ここまで触れていませんでしたが回転繰り出し式のペンシルになっています。

短いボディに太い芯でさっとメモ書きをする。この感じにときめきませんか?私だけですかね?

芯は銀座のユーロボックスの4Bの芯を使っています。なめらに書けるので愛用しています。

キャップを取るとこのようになっています。デッドストック品を購入できたので未使用の青の消しゴムが付いています。

そししこのペンシルの面白いのが消しゴムの下にある芯を収納するスペースです。暗くて分かりづらいのでイラストで…

下手ですみません……何と伝わってこないですね。3つのバレルに分かれていてそれぞれ2本ずつ芯を入れておけるようになっています。今度写真の撮影にリベンジしますね…

先程言った通りデッドストック品を購入したのでこのようなタグが付いてきたのですが何を表してるのか全然分からないのですよね。。

何かわかる方がいましたらご教授ください。

さいごに

紹介パートに来てめっきり文が減ってしまいましたね。使用感としては芯のぶれがなく、又かなり取り回しがよいので机の片隅に置いたり、シャツやジャケットの胸ポケや内ポケに入れてさっと出してメモ書きなんかをするのにも向いているのかな〜と思います。ちっちゃくて可愛いので常にそばに置いておきたい1本です。

ここまで読んで頂きありがとうございます。ちゃんとした筆記具の紹介なんて初めてなのでなかなか撮影、文章ともに上手くいかなかったと思うですが継続は力なりということでこれからも頑張っていこうと思うのでよろしくお願いします。

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