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ルミネtheよしもとで前説した話、学んだこと

お久しぶりです。
もうすぐ2年目を迎えます、
吉本興業1年目、少しまえに芸名をつけました
”ウェンディ”です。


半年以上投稿してなかったので、
いつの間にか芸名をつけていたり、
コンビを結成してさらには解散していたりして、
現在一周回ってまた相方探しをしていたり色々なことがありますが、
中でもルミネtheよしもとの前説を数回させてもらった経験が貴重でしたのでそこから話させてください。


僕は普段、ルミネtheよしもとの劇場手伝い、
通常キャラバン隊に属しています。

毎月前説にはキャラバン枠が設けられており、
日頃頑張っているご褒美的な感じで出させていただけます。


そんな中、前説をさせていただき、
結果的に評判は良かったです。
日頃仲良くしているスタッフの人に
「今までのキャラバン枠で一番面白かったよ!」とか、
キャラバン仕切ってる社員さんに
「過去のキャラバン前説の中で一番安定感あった」とか、
さらには来てくださったお客さんにSNSで
「過去数回行ったルミネの前説で一番面白かった」など
うれしいお言葉をたくさんいただきました。

中でも!!!
前説終わった直後にトップバッター出番だった
「トット」さんのお二人に舞台袖で
「え、NSC入る前なんかやってた?」と言われ
「特に何もしてないですけど、
 あ、まあ不動産の営業マンはやってました」
と言ったら「だからか~、しゃべり上手いね」と言われた
のが
もう嬉しすぎました。


なんかもうトータル嬉しすぎて
ここまでほぼ自慢話みたいなことしか
書いてませんし、他にも裏での売れっ子の
先輩の方々との絡みとかも
書きたいとこですが今日は特に!

前説やるうえで大事だと思った点

を、
自分が忘れないようメモも兼ねて、
書き連ねようと思います。


色々と良い評判をいただく前、
社員さんへの手見せ段階では
めちゃくちゃ酷評をいただきました。

まず
前説の役割、やらなきゃいけないこととしては
①公演中の注意事項を伝えること

②公演がウケやすいように会場をあっためる

この2点を10分間の持ち時間でやらなければいけません。

漫才のネタとは違います。
僕はこれを分かっていたつもりでしたが
どうしても漫才のネタっぽくなっていました。

そこを修正と手見せ、練習を重ね
なんとか前説の形にしていきました。


もう少し具体的に修正箇所をみていきます。

分かったような言い方で申し訳ないですが、
漫才はボケ数とか、自分たちの色を出したりとか、
2人の掛け合いのテンポとか、そういうのが大事だったりしますが、
極端に言うとこれらは二の次で、
一番は上記2つの前説の役割を果たすこと、
自分らの色を出すとかそういうのは二の次なんです!

例えば、注意事項を説明するくだり
「公演中は携帯電話はマナーモード~」とか
「飲食は禁止で~」とか、この辺は基本的にはボケません。

もう少し正確に言うと、
注意事項が伝わりづらくなったり、
それの邪魔になるようならいらないということです。

現に先輩方は注意事項のくだりでは
あまりボケません。
さらに具体的なこと言うと、
注意事項を説明”しないほう”の人も
あいづちは邪魔にならないよう
「はい!」で統一したりしてます。

これで「①公演中の注意事項を伝えること」の役割は果たせます。


続いて
「②公演がウケやすいように会場をあっためる」
これはどういうことか。

前説は自分らのネタを試す場所ではありません。
たかが1年目が考えたボケや
ツッコミのくだりを入れて
確実に会場をあっためることができるのか?
とてもそうとは思えないし
運営側もそんなことは望んでません。

ここで2つ大事なのが、
1、先輩方が培ってきた
  確実に盛り上がるくだりをパクる。
2、相方との2人の掛け合いではなく、
  お客さんとの対話を重視。

です。


1について、
パクるのって駄目なことなんじゃない?
そんなことないんです。
変なプライドよりも
会場を盛り上げるほうが先決です。

どうやら前説に関してはパクってもよいという
風潮があるみたいです。

具体的な例は2の説明の後にします。

続いて2のお客さんとの対話を重視というのは、
漫才でもお客さんを置いてかないようにとか、
お客さん意識ってのは大事ですが、
前説は漫才以上にお客さんを
巻き込まなきゃいけません。

漫才で例えられるのは、
夫婦喧嘩を第3者に見せてる感じとか、
そんな風に言われますが、
極端に言えば前説はもう
もはや第3者含め3人でしゃべるレベルです。

上記1,2を合わせた具体例を書きますと、

例えば
「今日初めてルミネきたよってかた~!」とか
「遠くからきたよってかた~!」とか
お客さんに問いかけ、
お客さんに手を挙げさせて参加させるやり方、
あとは拍手の練習しましょうとかで
お客さんに拍手してもらって
いいともみたいに「チャン、チャチャチャン」
で終わらすやり方、
あとはお客さんに声出させるために
「ぼくが言うワードに続いてください~
 笑って~?」
”こらえてー”と”いいともー”で割れさせて
「いやどっち~!」みたいなのとか、

他にも色々ありますがEXITさんが
YouTubeで上げてるやつがあるんで
それ観てもらったほうが早いです。
(じゃあこのnoteみるよりそっちみたほうがいいのでは…)

これで①の注意事項、②の盛り上げ
の2つの役割を果たせます。
正直これだけで少なくとも
5~6分以上は確実に使います。

そのうえで!
さあ自分らの名前を
覚えてもらうための工夫とか、
オリジナルのくだりや
面白い部分を作ったりとか、
そういう構成にしなきゃいけないんですね!

分かってたっちゃ分かってたけど
いざ作ってみるとこの辺おざなりにして
自我出まくりの構成になってたりするんすよねえ

まあっ、細かい注意点とかは色々ありますけど、
最低限抑えなきゃいけないのは大まかにこの辺ですかね。

ああ最後に!!
これも大事なのは、
お客さんに対するスタンスとして、
みんな誰も自分らのこと知らない!
謙虚さと感謝を絶対忘れずに、
生意気にうつらないよう、
可愛がってもらえるようなスタンスで!

これもありきたりですが笑
でもめっちゃ大事、
なんならこのスタンスさえあれば
失敗しても大丈夫、お客さん応援してくれて
なんとか10分乗り切れます。


なんかもっと具体的で細かい部分や
経験の話とかは
違う記事で話します。(忘れなければ)
なんか書き忘れてること多そうなんで。


それでは僕は早く相方を見つけて
また前説できるようがんばります!



(本業は前説ではないってことを忘れずにいないとな・・・)

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