見出し画像

防災ヘルメット

3月16日の地震で被災された方々、お見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈り致します。

先日の地震には少し慌てた。

長引く揺れに「これ以上大きな揺れは来ないでくれ・・・」と思った。そういえば「肝が冷える」ってのはこういうことだった。

海の上の船にいるみたいな感じだった。家の近くには鹿沼というところもあるので、多分この辺りの地盤はそれほど固くないのだろう。

ロフト付き木造アパートの二階は、軒高が高くなってはっきりいってかなり揺れる。前の鉄筋コンクリート造とは、揺れ方が全然違う。

震度自体は4だったので、まぁ10年に一度くらいあるよね、って思う。震度5も今までに何回も経験してるし。

とはいえ、手を拱いて(こまねいて)いてはいけない。スピリチュアライズドのジェイソン・ピアーズ(イギリス人)が来日時のインタビューで「日本は地震多いよな。町中に電線あんなに張り巡らせて大丈夫なん?」と素朴な疑問を呈していた。

マンチェスター出身の元バス運転手の知り合いは、福島原発事故の後に「地震大国なんだから地熱使って発電しないの?」とアイスランドを引き合いに出して述べていた。

英語の有名な旅行ガイドブック「ロンリープラネット」(日本でいう「地球の歩き方」)の日本版には、観光客への警告として「日本は大麻の取り締まりと地震が異常」とまず第一に書かれているのだ。


ところで国連総会で大地震があまり取り上げられないのは、安全保障理事会の常任理事国5大国に一つも地震国がないからなのではないか、とさえ思ってしまう。

ロンドンもニューヨークもパリも北京もモスクワも、地震に悩まされる都市ではない。

東京と並んで地震が多い首都には、インドネシアのジャカルタとかチリのサンチアゴとか、ネパールのカトマンズとかニュージーランドのクライスト・チャーチとかマイナー都市が多い。

後はロサンゼルスや四川の成都などだが、五大国の都市とはいえ首都じゃないから、国の問題としては意識しないのじゃないか。国会も大使館もないからね。カリフォルニア州や四川省の問題としては考えるだろうけど。


いつも通り長い前書きになったけども、ここからが本題です。昨日地震対策に防災ヘルメットを作った。

家の近所にガレージオフがある。ここはブックオフの系列店で、車関連の中古商品が置かれている。私はここで傷のついた子供用自転車ヘルメットを300円で買ってきた。

サイズが小さいので、中のアジャスターを全部切り離し、ほぼジャストフィット。叩くと頭頂左右のでっぱりのところが結構痛いので、段ボールを差し込んで調整。

ヘルメット2

ヘルメット

悪くない出来になった。万が一のものだから中古でOK。着用する機会はまずないのだから。防災ヘルメット何気に高い。新品だと3000円くらい普通にする。


防災については各自考え方があるだろうけれど、私は発災後3日間を生き延びられれば大丈夫と思っている。

というのは、関東大震災でも阪神淡路大震災でもなくなった方の大半は火災によるものだったし、東日本大震災の場合は津波。

地震振動を直接の結果として亡くなる人は少ない。初期振動で亡くなったらちょっと不運だったと諦める。(ヘルメットはそのリスクを低減するためだけど)それよりも二次災害に上手く対処できるかどうかが決め手かなと思う。

他方、食料品や水、ガソリンの確保といった長期の備えは、必ずしも必要ではないのではないかと思う。

というのは、地震の場合、日本全国全域が一斉同時に被害に遭うことはないから。東京が被害を受けても関西や東北など他地域はインフラが維持できているはずなので、食料や燃料は1週間もすれば届くはずだ。まぁ準備の良い人に色々分けてくださいと、頭下げて回ることにはなると思うけど。


ということで震災対策としては、今回のヘルメットと、色々散乱した地面を安全に歩くための靴(サンダルとかでなければなんでもいいらしい)とを用意した。あと笛があると生き埋めにされても、楽に救助を求めることができるから用意しておくといいと聞いた。バールもあるといいけど、そこまでの余裕はないなぁ。そういうばスマホの予備バッテリーは時々見ておかないといけない。

百円ショップに寄った時に、笛も見ておこうと思ってます。

頂けるなら音楽ストリーミングサービスの費用に充てたいと思います。