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生産性って何よ?

こんなの経済とか学んでいる人には当たり前のことなのかもしれませんが。

経験的に私が今まで感じて考えてきたことなので、もしかしたら素人なのでむしろ分かりやすく語れるかもしれません。

生産性というと、抽象的ですよね。「生産性を上げる」とか「日本はアメリカや欧州に比べて生産性が低い」とか言われても、どうしろっつーねん!って思いませんか?

生産性の代表的な定義は「生産性とは、生産諸要素の有効利用の度合いである」(ヨーロッパ生産性本部)というものです。

「ますます分かんねぇよ!」って思いますよね。

でも、零細企業思い浮かべれば分かりやすいです。

経費で一番かかるのは、人件費です。毎月一定額を払わなければならないし、社会保険も会社が負担。

だから、人を上手く活用することが大切。人を活用するためにはどうするか。コンピュータを使ってもらう、MSオフィスを使いこなしてもらう、E-mailを活用してもらう、スマホを持ってもらう、ビジネスチャットを活用してもらう。車で遠くのお客さんにも頻繁に営業に行ってもらう。最近ならズーム活用して商談したりとか。

こういった行為を通じて、一人の人間ができることは多くなります。パソコンがなかったころには、タイプライターという機械があり、キーパンチャーという専門職がいました。

プリンターが無かった頃には、カーボン紙という裏に筆記跡が残る紙を挟んで、事務書類を書いていました。100枚複写とか一日ではできなかったでしょう。腱鞘炎で労災認定物です。

携帯電話が無かった頃は、ポケットベルで急用を伝えていました。送信できるのは20字くらい。ポケベルに連絡が入ると、慌てて公衆電話に走り折り返しで用件を聞くのです。

車がない頃は・・・いうまでもありませんね。一人一人の生産性は、こうして上がります。

つまり、生産性を上げるには、また人を活用するには設備投資が必要になってきます。設備は、導入費用(イニシャルコスト)は掛かりますが、ランニングコストはあまりかかりません。人間のように遊ばせていても、腹が減ったと言いません。遊ばせていても、車のガソリンは一定のままでいてくれます。

したがって設備投資は、景気の先行指標とも言われます。
経営者が「来年は忙しくなりそうだ!」と思えば、新しく人を雇うより、まず今いる人の労働の質(=生産性)を上げるために設備投資をします。

カーボン紙で事務書類を複写している会社が、プリンター買うより先に新たに人を雇うとしたらどうでしょう?今年入ってきた新卒社員5人に、シコシコカーボン紙で書類の複写させるとしたらどうですか?あり得ないですよね。プリンターの方が安くてストライキも起こさないし、安心です。働く方としても「この会社、大丈夫なのか!?」と不安でしょう。

そういった設備投資を最大限してそれでも仕事が回しきれない、となればようやく新しく人を雇う、というのが合理的です。

反対に失業率の推移は、景気動向に遅延して反映されると言われています。だから、好景気の終わり頃(=不景気の入り口)に失業率が一番低くなったりもします。

家庭でも同様です。掃除機を買ったり自動洗濯機を買ったり食器洗い機を買うことで、家事の生産性を高めているのです。まぁ行ってしまえば生産性って時短ですよね。

私は経済についてはそんなに詳しくないので、釈迦に説法かもしれませんが、もしかしたらニーズあるかなと思って一筆書いてみました。
お役に立てたら幸いです。

面白かったらスキお願いします。今後こういうことを書くかどうか、参考にさせて頂きます。

頂けるなら音楽ストリーミングサービスの費用に充てたいと思います。