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政治アイコンとしてのマツコ・デラックス

今更ですがマツコ・デラックス好きですか?私は好きです。面白いから観ちゃいますね。マツコはいわゆる同性愛者ですが、同性愛者を異常と考える人も実は沢山いますよね。

最近では自民党の議員が組織している神道政治連盟にて「同性愛は先天的なものではなく後天的な精神の障害、または依存症」、「性的少数者の性的ライフスタイルが正当化されるべきでないのは、家庭と社会を崩壊させる社会問題となるから」などと記した冊子を作っているそうです。

彼らからすると、マツコ・デラックスは倒錯者で障害者で、それに留まらず社会に害をなす存在だとさえ思っている節もあります。

こういう傾向はアメリカでも時々見られ、最近だとフロリダ州が子供に同性愛の話をしたらダメ、という法案を通しました。

今回の法案は年齢に関係なく、すべての公立学校で性的指向について議論することを禁止するものです。

こういう法律が出来ればマツコ・デラックスを話題にすることさえ、禁止されるかもしれない。いつのまにかマツコが地上波から退場を迫られていた、なんてことが起こるかもしれない。

そうなれば、ウサマ・ビン・ラディンのステンシルが街に溢れたように、グラフィティ・アーティストが繁華街の隅でマツコのステンシルを描くかもしれない。

マツコが政治を一切語らないとしても、実はその存在自体が高度な政治性を帯びているのです。

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