フリーエンジニア 国民健康保険のハナシ
その退職ちょっと待った!
この記事はこれからデビューをしようとしている会社員向けの記事です。
既に退職してしまった会社員の人、残念!
退職日を迎える前に確認しよう
サラリーマンの時は年金も保険も会社で入っているため退職時にはどちらも抜けないといけないと想像しがち。年金については厚生年金から国民年金に切り替える必要があるが、健康保険についてはちょっと事情が違う。
フリーランス1年目デビューの会社員退職前にしかできない方法なのでしっかりと確認して欲しい。
まずは、これを見て欲しい。
これを見てどう思う?
![](https://assets.st-note.com/img/1669176462723-LcSQVzpMIf.jpg)
オッサンのサラリーマン退職直後の国民健康保険の納付額。
オッサンのサラリーマン最終月の健康保険はこの半分ぐらい。
まずは、皆様のお手元にある給与明細の項目に保険料があると思うので比べてみて欲しい。この写真に近い金額がこれからフリーエンジニアになるエンジニアに毎月かかる健康保険料となる。
嫁さんが専業主婦とかパートだったりすると倍プッシュになる。
うん、マジなんだ。
嫁さんがいると、毎月9万弱、年にして108万弱、保険料を払わなきゃいけなくなる。ザマーミロ。
なんのためにフリーランスになったんだろうな保険料で全部消えていくじゃねぇか、と考え込まないように退職前なら手を打つ方法がある。
健康保険の任意継続
実は会社員を辞めてフリーランスなどになる場合、会社員の時に入会していた健康保険を任意継続という形で続けることが出来る場合がある。
普通の転職であれば次の会社の保険証になるため、まず使うことがないので知られていないのだが、退職時に貰えるハローワークの資料にひっそりと紛れてたりする。
もし過去に転職したことがあればその時の貰った紙資料を見てみると紛れているかもしれないので確認してみて欲しい。
この任意継続というこの手法、会社を退職しても2年間だけ同じ健康保険に加入し続けるという素晴らしい仕組みだ。
何が素晴らしいというかといえば、2年間という期間限定ながらも保険料が国民健康保険に比べて安いため相当に保険料を圧縮できる。
フリーエンジニアのデビュー1年目は何かとカネに困ることが多いため絶対に退職前に押さえておきたい。
ただ、この任意継続が出来ない健康保険組合もあるそうで、必ずできるといったものでもないらしい。なので退職前に人事部や総務部といったところに「保険の任意継続をしたいのだが資料が欲しい」と申し入れをしておくのがよいだろう。
もう少し書いてしまうと2年間任意保険を継続することなく1年目で国民健康保険に切り替えるといったテクニックも存在したりするのだが、それは年収でレンガを1つ積めるようになったら考えればいいし、その頃には税理士が付いているので案内をしてくれると思う。
そもそも、デビュー2年目でレンガを1つ積めるなら、このあたりの保険料もあまり苦にならないので気にしなくてもいいかもしれない。
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