意思を尊重すること

長男はサッカーをやっている。
クラブチームに所属して、平日は2日、土日は練習や試合と忙しい日々を送っている。

先日息子が、たまには休みが欲しいと言ってきたので、土日の練習を不参加にして、オフにさせてもらった。

近場での練習であれば、土日の送迎もできるのだが、遠征となると、親の都合もなかなか難しい。
できる限りは協力して、サポートしている。
遠征もできる限り連れていく。
もちろん本人が行くというのであればの話である。

しかし最近、遠い場所での練習には参加したくないと息子が言う。
理由を問うと、距離が遠いとダルいとのこと。
気持ちはわかる。
ただ、サッカーがやりたい気持ちより、ダルい気持ちが勝ってしまうのかと、少し残念な気持ちになってしまう。

少し話をした。
サッカーがやりたいって気持ちはそんなものなのか。
そんな話をしていると
『俺やっぱり遠くてもサッカー行くよ』
なんてすぐ意見をひっくり返したりする

そんなことを数回繰り返した。
私は思うのだが
これも親のエゴだったりするのだろうか。

本人の頑張る気持ちより、親の頑張って欲しいが大きくなりすぎているのだろうか。
私自身、子供の意思を尊重してきたつもりだ。
ただそこには、親の誘導というものが少なからずあったと思う。
本当にこれで良いのか?
子供はまだ正しいこと、大事なことがわからないから、親が導いてあげることは当然。
それはどこまでの範囲で干渉して良いという意味なのか。
私がやってきた【子供の意思を尊重する】という行為は、実はどこまでが子供の意思だったのか。

私にはまだ経験が浅い。
答えが出せない。
子育てとは、こういうことの積み重ねなのかもしれない。
押し引きを自分自身で調整はするが、結局のところ、そんな親の部分も含め、子供は学び、成長していくのかもしれない。

子供である前に1人の人間である。
子供には意思もある。
好きや嫌いもある。
親がどこまで干渉するのか
干渉?
いや、自分色や考えに染めようとしているのだ。
もう少しゆっくり。
ゆっくり時間をかけて、子供と話をする時間を作ろう。
そうすれば、本当の意味でのサポートに近づけるかもしれない。
本当の意味で、子供の意思を尊重してあげられるかもしれない。

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