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2024年映画感想

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2024年に書いた映画の感想。
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記事一覧

2024年映画感想No.9 パスト ライブス/再会(原題『Past Lives』 ※ネタバレあり

パーソナルな物語を巡る眼差しの導入 TOHOシネマズ日比谷にて鑑賞。 人にはわからない登場人…

けんす。
2週間前
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2024年映画感想No.8 ネクスト・ゴール・ウィンズ(原題『Next Goal Wins』 ※ネタバレ…

酷い状況のサッカーアメリカ領サモア代表 TOHOシネマズ川崎にて鑑賞。タイカ・ワイティティ監…

けんす。
1か月前
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2024年映画感想No.7:夜明けのすべて ※ネタバレあり

苦しみを抱える人の居場所を探す物語 109シネマズ川崎にて鑑賞。 日常を上手く進めなくなって…

けんす。
2か月前
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2024年映画感想No.6:ボーはおそれている(原題『Beau is afraid) ※ネタバレあり

「家族という呪い」についての地獄めぐり TOHOシネマズ川崎にて鑑賞。 「家族という呪い」と…

けんす。
2か月前
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2024年映画感想No.5:ビヨンド・ユートピア 脱北 ※ネタバレあり

シネリーブル池袋にて鑑賞。 映画の序盤は脱北者を支援している韓国人牧師さんの取材から「脱…

けんす。
2か月前
4

2024年映画感想No.4:ゴールデンカムイ ※ネタバレあり

アクション原理主義な構成と差し込まれる暴力描写 109シネマズ川崎にて鑑賞。原作未読。 各キ…

けんす。
3か月前
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2024年映画感想No.3:サン・セバスチャンへ、ようこそ ※ネタバレあり

ウディ・アレン映画に見る業の肯定 シネリーブル池袋にて鑑賞。 いつものウディ・アレン作品と同じように「俺、もう男として終わってるのかも、、、」という自信を失った男性主人公が新しいロマンスを通じて人生を取り戻そうとする話で、相変わらずウディ・アレンは惨めな自分に残された最後の居場所として映画撮ってる人なんだなあと感じる作品だった。 幸せになれなかった過去の恋愛や自身の情けなさといった業も映画にすることでかろうじて意味を持たせられると信じたいんだろうと思うし、そういう「俺は本当

2024年映画感想No.2:ある閉ざされた雪の山荘で ※ネタバレあり

どこまでがオーディションの範疇なのかがわからない展開の面白さ TOHOシネマズ川崎にて鑑賞。…

けんす。
3か月前
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2024年映画感想No.1:市子 ※ネタバレあり

悪女として語られる市子の苦しみ キネカ大森にて鑑賞。 「プロポーズした翌日に失踪した彼女…

けんす。
3か月前
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