2024年映画感想No.3:サン・セバスチャンへ、ようこそ ※ネタバレあり
ウディ・アレン映画に見る業の肯定
シネリーブル池袋にて鑑賞。
いつものウディ・アレン作品と同じように「俺、もう男として終わってるのかも、、、」という自信を失った男性主人公が新しいロマンスを通じて人生を取り戻そうとする話で、相変わらずウディ・アレンは惨めな自分に残された最後の居場所として映画撮ってる人なんだなあと感じる作品だった。
幸せになれなかった過去の恋愛や自身の情けなさといった業も映画にすることでかろうじて意味を持たせられると信じたいんだろうと思うし、そういう「俺は本当