ずっと表現をしていたい:The sound of music

11月11日
公演が終わった。
この公演にささげた私の思いは…

私の目標

TDCとして
去年感じた私の新しい気づきを、初めて参加した人にまた感じてほしい。あわよくば私も新しい気づきを得たい。そして、お客さんにも何か気づきを持って帰ってほしい。

The sound of musicとして
音楽のすばらしさ、大切なものを大切にすることの難しさ、戦争の怖さ、ふるさとへの愛、幸せを追うことの難しさと楽しさを伝えたい。

Captainとして・私として
大チャレンジゾーンを突破すること。英語力をあげ、TDCとミュージカルに真剣に向き合うこと。セリフを言うだけで精一杯ではなく、キャスト同士のコミュニケーションやディスカッションも行うこと。

結果は、正直微妙です。
でも、今日母からよく頑張ったねとすごいよとコメントがきました。生でないとわからないこともっとあるかもしれないけど、こんなに英語流暢に話せられるようになったことと、みんなでこのひとつをつくりあげるって絶対大変だよねって言ってくれて、救われました。

動画をみて、もっとこうすればよかった。
家族への愛はあるけれど、恋愛としてマリアに恋をすることそれをわかるように表現することが難しくて本当に激ムズ案件で、本当にどう表現していいか永遠に悩んだ。子どもの前で父になることは、自分の考え的にやりやすかった。その子たちが本当にかわいいという思いで、でも、恋をしてその人と結婚したいと言うことの表現が初めてすぎて今でも何が正解だったかわからない。恋をすることが気恥ずかしいと感じるまだまだ子どもの心の私にとって、CaptainはVon Trappという人間は頼もしくて、どこか寂し気で不器用さもありながら、自分への自信とそれゆえの孤独の影を感じる人間だった。それを私は果たして表すことができたのだろうか。

私の発見

過程・練習が発見の連続でした。
以前、照明をしたおかげで演技をはたから見れるようになりました。
ひとりひとりの演技の中の成長が工夫が伝わるようになりました。この子は、ここを表現したくて、この動きをしているんだがわかるから、しっかり伝えられる。それは、今までで一番台本とにらめっこした時間が一番長くて知っていたことで、もともと流れを知っていたから、大好きな映画だからという理由が一番大きいけど…。

そして、自分の理解が進みました。
私の良さは、敏感だけど、繊細でないところ。私は、しなやかさに自信があります。誰かの気持ちに気づくことができる気がします。でも、だからこそ良くないところにつながるのです。
私の良くないところは、はっきり言えないところ、軸がふにゃふにゃなところ。私は、自身のCaptain像を自分の中ではっきりさせたつもりでしたが、入り込んではいませんでした。いつもどこかで私をCaptainを客観視していました。外部から来てくれる演出家の方は、いつも「ナチュラルさ」を伝えてくれます。「泣いてもいいんだよ」と言ってくれます。でも、一度も泣けませんでした。感動していないわけではないのです。でも、これは私がCaptainになっているのであって私ではない。共通点もたくさんあるけれど、演じているという認識が大きいのです。役に飲み込まれることが怖いのです。
でも、私は飲み込まれるほど研究する人はうらやましいけれど、自分のやり方はこれだとこれでいいんだと思います。演じ方の違いだと思います。最終的にお客さんへの見え方、キャスト同士の心の通わせ方がうまくできればそれでいいのだと思います。そして、もうひとつのはっきり言えないところは、敏感だからこそこれを言うと傷付くだろう・嫌だろうというのがわかるのです。私のサークルでは、コミュニケーションを大事にしています。でも、これを頼むと、これを言うとこの人はこんな気持ちになるのではないだろうか。と先を見越して考えすぎてしまうから結局伝えられないままになってしまうのです。

人は…

人ってやっぱり面倒です。
どれだけ話しても分かり切れない人は結局います。
だから、やっぱり【妥協】や【我慢】が必要なのです。どこかでぐっと我慢して、違う何かで発散する。それができなかったら、認められるくらいいい人にカリスマ性を持つ。私は、妥協や我慢を選びました。この言葉を使うのはよくないかもしれない。でも、私は最善の選択だったと思います。これがいい選択だと思っています。

どれだけ苦しんでも…

どれだけ苦しんだとしても
私は、演劇がミュージカルが好きなのです。
そして、演じるだけではないことも好きなのです。
振付を考えたり、他の人と対話したり、運営がうまくいかなかったり、何もやらずに演者としてだけの役割よりその方が私は断然楽しい。言ってみれば不器用な性格だし面倒な方を選ぶ性格だから、生きるのが大変な方を選んでいるでしょう。でも、それをみんなが苦しいと嫌がることを総合的に楽しいと幸せと思えるのなら、私は幸せ者だなと思いました。

今回とこれから

今度は、女の子の役でハッピーな役をしたいな~!
今回は、Captainから大人を学びました。自分ではない大切なものを大切にすることって難しいなって思いました。でも、子どもができたらそうなるよって母から聞いたから。両親からはそれをひしひしと感じるから、自分以上に大切なものを大切にしようと、厳しさの中に温かさややさしさが垣間見えるように演じました。
私が一番演じてみたい役は、High school musicalのシャーペイ!私にないものを持っているように感じる。ライバル役だし、あまり報われないからかわいそうにも思えるけど、それ以上にへこたれない芯の強さをひしひしと感じる!こんな人になりたいって思えます。

やっぱり私は演技を表現をみんなでつくることをミュージカルをずっと続けていたいです。
今度は、どんな内容かな~。


これからもずっと私は私のままで。
好きなものを好きだと言える生活をしていたいです。


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