28歳まで私は子供だった
27歳まで、早く大人にならなきゃなあと焦っていた。とりあえず嫌いなもの、不快なものに関しては一通り批判、時には否定しておかなきゃ気が済まなかったし、それを支持する人とは絶対に相容れないと壁まで作った。そのくらい私の正義は歪んでいたし、神経質だった。
28歳の時。とある病気がきっかけで、そこでしか絶対に出会えないであろう世代や経歴の人たちと病気が繋がりで出会って、酒を酌み交わすうちに、ケーキをつつきあううちに、私の嫌いセンサーはどんどん鈍っていった。
ていうか、人と関わってる