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【京都橘高校】米澤一成監督

■プロローグ

 ウェアラブルデバイス『Knows』を導入頂いているチームへの取材を敢行!
今回は、京都橘高校 男子サッカー部 米澤 一成監督にお話しを伺いました。
2012年度全国高校サッカー選手権大会での準優勝や、2019年度インターハイ3位等、全国でも好成績を収め、近年ではJリーグで活躍する選手も多く輩出している同サッカー部。
2022年3月には新たなグラウンドがオープンしました。



■新グラウンドのオープンおめでとうございます。どのような施設なのでしょうか?

 「ありがとうございます。我々と同じ学園組織となる京都橘大学キャンパス(京都市山科区)のすぐそばに、次世代型スポーツ施設『KYOTO TACHIBANA スタジアム』という名称のもとオープンさせて頂きました。人工芝のサッカーコートをメインに、フットサルコート、テニスコート、ビーチスポーツコート、2階建てのクラブハウス等、ここを拠点に我々の強化に励むだけでなく、地域にサッカーやスポーツを根差したいという思いも、この新グラウンドには込められています。」



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■これまでの練習環境とは大きく異なるのでしょうか?


 「学校の校庭だと手狭な部分もあったので、日によっては外部のグラウンドを使わせてもらっていましたが、いずれも“土”のグラウンドだった為、やはり公式戦で芝ピッチとなると、細かなパススピードやフィジカルスタッツにおいて、若干の誤差が生じていました。そういった面も、今後は言い訳できない環境となりますね。“Knows”のGPSデバイスを用いて、選手のパーソナルデータも練習時から取得しています。そういった環境面も整っていますから、今年は必ずタイトルを獲りたいと思っています。」


■“Knows”は試合のみならず、日々の練習時から活用頂いているのですね。

 「そうですね。およそ1年半前から導入して以降、選手個々で特に“走る”事に対する意識、モチベーションの向上が明らかに見られました。日々の練習時から“走行距離”や“スプリント回数”を把握しておく事で、試合における交代策へのヒントにも繋がると考えています。特に夏場の試合時においては、『この選手は○km以上走ると足をつる傾向がある』等といったデータを持っているかどうかでは、交代基準が大きく異なってくると思いますし、“Knows”が非常に役立っている部分ですね。」


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■OB選手では、サガン鳥栖の岩崎選手や名古屋グランパスの仙頭選手をはじめ、『闘える選手』が目立ちますが、そのあたりも目指しているチームスタイルなのでしょうか?

 「特に意識的に何かのスタイルを目指している訳ではないですが、選手たちの個性を最大限に活かすようには取り組んでいます。その個性を見極めるツールのひとつとしても、“Knows”で得られるデータは貴重だと考えています。試合における交代策のヒントとしての活用はもちろんですが、データを蓄積して比較する事で、選手やチームの成長にとって重要な役割を果たしてもらっていると実感していますね。」


■今後新たにKnowsへ期待したい事は何かありますか?

 「計測項目については、現状で既に充分助かっていますので、これといってすぐに思いつきませんが、しいて挙げるとすれば『他チームとの比較』は積極的にお願いしたい部分ではありますね。既に全国高校サッカー選手権大会や、年始のニューバランスカップ等、いくつか他チーム選手のランキング等を見させてもらい、非常に参考になりました。今シーズンからはプロカテゴリーからも、サガン鳥栖をはじめ数チームのスタッツ公開を予定されていると伺いましたので、今後の配信を楽しみにさせてもらいます。」


■最後に、新シーズンへの意気込みをお願いします。

 「新チームとなってから、まずは自分たちの立ち位置を知るという事を念頭に練習へ打ち込んできました。昨年度はタイトルを獲れずに悔しい思いをしましたので、新年度は何が何でもタイトルを獲りたいですね。新しいグラウンドもでき、応援して頂いている方々からの期待も一層にありますし、何より頑張っている選手達が報われるよう、私も全力を尽くしたいと考えています。引き続きのサポートを宜しくお願い致します。」

《取材執筆》Knows 竹内 一平



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