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【鵬翔高校】上永 智宏監督

 ウェアラブルデバイス『Knows』を導入頂いているチームへの取材を敢行!
今回は、鵬翔高校サッカー部の 上永 智宏監督にお話しを伺いました。
2012年度の全国高校サッカー選手権大会では宮崎県勢唯一となる優勝を飾った同校。歓喜の日本一から10年が経過しようとしている中、どのようにKnowsを活用しているのでしょうか。


■Knowsはいつ頃から導入していますか?
「2019年の夏からなので、現時点で丸3年間が経過しましたね。走るトレーニングに対してネガティブな印象を持つ選手もいたので、そういった選手らにデータをもとに適切なアプローチができれば良いなと思い、導入させてもらいました。Knowsの計測画面を通じて、こちらがトレーニングで求めたい強度の管理等もできるので、指導をする上で非常に助かっています。」

■主にどのような項目を注視されていますか?
「うちは走力に重きをおくサッカーを理想としている為、項目としては走行距離を最重要視しています。その他、スプリント回数や心拍数についても、リアルタイムで把握ができるので参考にしていますね。走行距離においては、試合時のみならず、強度を求めたいトレーニングの日には、10km以上走れているのかどうかといった指標を設けています。」


■鵬翔サッカーのスタイルとしては走力重視なのですね。

「そうですね。流動的なポジションチェンジをおこない相手をかく乱したり、ボール奪取からゴールまで素早い攻撃を仕掛けたり、基本原則として走り勝つサッカーを展開したいと思っています。ただ、Knowsさんのように数値でデータが明示される中、我々指導者が気を付けなければならない事として、当然ですが選手をロボットみたいに扱ってはならない。いくら走行距離の数値が選手毎に優劣がついたとしても、そこには要因がありますし、ただ多ければ良いというものではありません。しっかりと選手らの声にも耳を傾け、その数値が計測された背景についても把握しておく必要があると私は思います。」


■近年は高校サッカー界にもKnowsをはじめ、様々なツールが導入されていますが、その点はいかがでしょうか?
「KnowsさんのようなGPSの類をはじめ、映像分析ツールだったりと色々増えていますよね。ここ数年だけで言っても、他には人工芝グラウンドの設置や遠征費等、かかるお金の額も増加している印象があります。そういった有難い環境に身を置かせてもらっているので、よりサッカー本来の面も進化をさせていかなければなりませんね。」


■最後に、今後の目標を教えてください。
「全国高校サッカー選手権への出場と、プリンスリーグ九州への昇格です。近年の宮崎県内では、日章学園高校と宮崎日大高校が全国大会へ出場をしています。うちも決勝やベスト4までは勝ち上がりますが、最後の最後で勝ち切れていません。そこを今冬なんとか勝ち切り、2016年度以来の全国選手権への出場を叶えたいです。また、現在宮崎県リーグでは上位に位置できている為、このままの勢いで勝ち上がり、昨シーズンはあと一歩のところで及ばなかったプリンスリーグへの昇格を果たしたいと思います。引き続きの応援を、宜しくお願い致します。」

《取材執筆》Knows 竹内 一平


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