No Buses
先日、「フジロック2022」の配信を見てNo Busesの存在を知った。ストロークスやアークティック・モンキーズの流れを汲む(後で「No Buses」がアクモンの曲名だと知った)ガレージ・ロックが耳に心地良く、それ以来配信でずっと聴いている(YouTube Musicには「Boring Thing」と「No Buses」の2枚しかなかったが)。こういうセレンディピティを大切にしていきたい。
バンド名はアクモンの引用だが、音楽性はストロークスに近いと思う。わざとらしいくらい単調なリフによる削ぎ落とされたバンドサウンド、ダルそうな気の抜けたボーカルなどが該当するだろう。現在5人組だから余計にそう感じるのかもしれない(でも「Number Four or Five」という曲名はアクモンの「Four Out Of Five」のオマージュだろうから……このあたりは詮なきことかもしれない。「Star Treatment」にも「ストロークスの一員になりたかった」と書かれているし)。
個人的にはストロークス/アクモンに最も影響を受けているのはMVのセンスではないかと思わされる。あのレトロすぎる画質とレトロすぎる(MV撮影時の)ルックスと意味不明なダンスが癖になってつい見てしまう。今回のフジロックで(僕のような人間にも)存在が知れ渡ったので、これからより多くの人に聴かれることになるだろう。アクモンとどこかで対バンする日もそう遠くないのかもしれない。
アークティック・モンキーズの中で一番好きな曲は……