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毎日の散歩時間で私は自分自身に水をやれるようになりました

今日は毎日欠かさずやっている散歩の話。

私にとって最も大事な習慣で、メンタル不調から脱出するきっかけをくれたかけがえのないものです。


仕事と家の往復で時間を溶かしていた年収1,000万円時代

かつて稼いでいた時代、

私は毎日朝起きてすぐに会社に行き
夜遅くまで働いて家に帰って
ただご飯を食べてすぐ寝る

という仕事中心の生活をしていました。

もしかしたら多くの読者の皆さんも似たような生活をしているかもしれません。


具体的にどんな感じかというと、

  •  朝8~9時くらいに起きる。朝食は食べずに身支度を整えて出る

  • 昼はコンビニで軽く済ませる。食べる時間は決まっていない

  • 夜も多くはコンビニで済ませる。帰宅するのは22時か23時

という感じでした。これが平日の日常。

休日はバッファとして取り扱っていたので、仕事が立て込むとこれが週7日になっていた時もあります。


その結果、私は20歳ごろに比べて15キロ以上も太ってしまいました。

自分のかつての写真を見ると同一人物とは思えないほどに変わり、疲れやすくなったり、朝起きれなくなったりと不調が続いていたのです。

今となっては「そりゃそうだろ」とわかるのですが、当時はそんなことはわかりませんでした。

キャリアの中断をきっかけに、生活に散歩が組み込まれる

ある時、私は適応障害と診断され、仕事を休むことになります。

最終的に、そのまま退職をしてしまうのですが、私にとって大きな習慣の変化になりました。

最初に医師に話をした時、

このまま行くとうつ病になってしまいますね

と言われたことを覚えています。

ストレスが高い状態には兼ねてからありましたが、そんな突然体が崩れるというのは考えてもみず、私は絶望にくれたのでした。


なるべく投薬に頼りたくなかった私は、医師に

自然な方法で治療を進めるにはどうしたらいいですか?

と問いかけます。

すると医師は

早寝早起きと朝の散歩をしてみてください

と答えたのでした。私が散歩をするきっかけになった出来事です。

元々好きだった散歩と読書の時間が合わさって、毎日に彩りを加えてくれるように

元々散歩は好きでした。

街歩きが好きで、ダイエットの一環で散歩を取り入れていた時期もありました。

当時は結果も出ており、散歩がより一層好きになったことを覚えています。


しかし、毎日の日常に散歩を取り入れる、というのは発想がありませんでした。

「通勤の途中に歩けるしいいか」と意識から外してしまっていたのかもしれません。


医師から指導を受けたのち、私は朝と夜の2度、家の周辺5キロを1時間ほどかけて歩くようになりました。

最初は音楽を聴いていたのですが、現在は代わりにオーディブルで本を聴きながら毎日2時間の運動時間を作っています。

気になる本を倍速で聞けば、1, 2回の散歩で1冊聴き切れる計算です。


時に気の迷いで選んでしまったイケイケのビジネス書にメンタルをズタボロにやられてしまったり、

時によくわからない芸能人の自伝をなんとなく聴いて「私の生活に役に立たなそう」と思ったり。

気づけば、毎日の散歩で得られる知識と運動の時間が私にとってかけがえのないものになっていきました。

新しい習慣を取り入れたい時は、基本となる4つの習慣を意識し、その前後に新しい習慣を組み込むことで習慣として定着させやすい

私は、グレッチェン・ルービン氏の著書『人生を変える習慣の作り方』という書籍が好きです。

本書では、

習慣において大事なのは4つの大きな習慣を意識して、その習慣の前や後に新しく取り入れたい習慣を組み込むことで、半自動的に新しい習慣が実行されるようにすることだ

と書いていました。4つの大きな習慣とは以下の4つです。

  • 睡眠

  • 運動

  • 食生活

  • 整理整頓

今回でいうと、「朝起きたら運動する」「寝る前に運動する」の二つが組み込まれた格好になります。

またこの書籍では、大きなイベントがあった時は新しい習慣を組み込むチャンスであるとも述べられており、

私の場合はキャリアが中断されたというきっかけで、私自身の習慣が再構成されたことにより、

新しい習慣を構築しやすくなっていたと考えることができます。

自分のために時間を使う習慣をつくろう

毎日誰かのために時間を使っている方へ。

あなたの大切な人生をもっと楽しんでほしいと私は思います。

大切な人たちがいて、その人たちに献身的に貢献しているあなたは素晴らしいから、あなたはあなた自身にも大切な時間を使っていいと思うのです。


私の場合は、散歩という時間を通して、私自身に水をやることができています。

毎日面倒だなと思うことはありません。

毎日やることで「自分のために時間を使えている」と感じられるからやっているのです。

私もかつて責任あるポジションをやっていたので、こういう些細な「自分は大丈夫」と思える根拠のない自信の重要性を知っています。


毎日、自分に対して少しでいいので時間を割くことで、あなたの人生はきっと変わる。

決してお金を稼げるようになるわけではないけれど、毎日を今よりも前向きに生きることができるようになるはずです。

かつて私はコーチに言われたことがあります。

ご自身を大切にできない人は、周りもきっと大切にできませんよ

と。

当時は、自分に厳しくて他人に優しいことこそ正義だと思っていました。

が、今となってはわかります。

まずは自分を大切にして、自分を満たしてやること。多少甘くてもいいのです。


どうせ自分の周りには厳しい人が何人かいるもの。

自分を無条件に甘やかしてくれるのは自分かせいぜい親くらいです。


だから自分を大切にするための時間を習慣的に作っていきましょう。

私の場合は散歩でしたが、皆さんはもしかしたら違うことかもしれません。

それでもいいのです。

毎日少しの自分時間からあなたの生活はきっと変わると信じています。

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