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幸せの根拠、豊かさの基準

ここ数年、何だか幸せだなあと思う。
桜が咲き始めた最近(2023年4月)はずいぶんと人出も増えて、お花見する人や催事を楽しむ人、旅行者の姿も多い。日常の平和な日々が少しずつ戻ってきている。

そんな状況もあるけれど、幸せだと感じるのは、私が他人との比較をやめたからだと思う。自分基準、自分でコレで良し!と決める。

それほど強い心を持っていない私は、これまでずっと「もっと努力すれば、頑張れば」という気持ちに支配されてきた。欲張りというより、変な強迫観念からである。そして、まだ足りない…という想いはいつも自分を否定していた。ずっとずっと頑張ってきた。
でもとうとう、頑張って動くと寝込むような年齢になってしまった。気持ちだけでは、もう乗り切れない。

「もうムリ」という否定ではなく、「わたしは十分やっている」という肯定へ。
疲れる一歩手前で辞めて、明日のために休む。
気のおけない仲間と会って、たわいないおしゃべりをする。
たまには、人が手間をかけて作ってくれた美味しいものを食べる。
気に入った質のいい服を身につける。
全部すぐにできる日常の贅沢、これらは自分を大切にすることに繋がるし、豊かな気持ちになれる。

そうしてまた私は、誰かのための作品を今日もつくっている。


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