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5周年パーティありがとうございました!

お世話になっております。Knockさしみです。
GWが過ぎ去って久しい5月の半ばですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、我々Music&Salon Knockは、今年度で5周年を迎えました。
私が店長になってからも3年くらい経ったんですかね。時の速さに驚きを隠せません。
ここまで続けれられたのは、ひとえに、ご来店くださるお客様方、支えてくださる関係者方のおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございます。

6年目の当店も、何卒よろしくお願いいたします。

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先日5/11(土)に、当店の5周年を記念したパーティが開催されました。
ご来店くださった皆さま、出演者の皆さま、本当にありがとうございました。
路地裏に人が集まり、音楽があふれ、酒を酌み交わす。本当に良い夜になりました。

わたしが店長になって約3年。
この3年間、これまでも周年パーティや単発イベントなどを企画してまいりましたが、恐らく今回ほど盛り上がった日は無いんじゃないかな。
何せお向かいのヒツジワイン様から頂いたシャンパンが、みんなに一口ずつ配ったら空いてしまった。多めに仕入れたドリンクもすっからかん。狭いスタジオはずっと満員で、お酒をおかわりするのも一苦労なくらい。
終演後にみんなで打ち上げ行こうぜー!ってなったのも、なんだか久しぶりで。

なんかもう、めちゃくちゃ楽しかった。
店側の人間がこんなこと言っていいのかわからないけど、たぶん僕たちがあの日一番楽しかった。

3年前、ワケもわからないまま開業届を出しに行ったあの日には想像もしていなかったハッピーが、あの夜にはあった。
毎週わざわざ富士吉田から通って店を開け、時にテッペンまで営業し、眠い目をこすりながら峠道を帰る日々も、無駄じゃなかったなと思った。

時に笑われ、赤字を垂れ流しながら、みっともなく走り続けたこの店は、此度つかの間の祝福をうけて、また走り出します。

またいつでも、遊びに来てください。

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さて、落ち着いて振り返ってみると、今回のイベントは、ロジェックさんの多大なる貢献の成果である。
(というか僕がロジェックさんに甘えすぎました…)

考え直すと、店長の僕はあんまり何もしていない。店長なのに。一部の出演交渉と仕入れくらいかな。
企画からブッキング、フライヤー作成、告知、機材準備、当日のPAとDJ、思い返せば全部ロジェックさんがしてくれていました。
ありがとうございますというか、すみませんでしたというか…。

さすが桜座でイベントを打ち続けてきた男。
おつかれさまでした。

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また、昨年に蒔いた種が一斉に実ったような今回のイベントであったことも感慨深い。

昨年3月にファイナルとなったロジェックさんの「祝酒」で、僕と妻のユニットNotTooHotは、SSWの原田茶飯事さんと共演させていただいたのだけれど、その際に「いつかウチでも演奏してください」なんて話をさせて頂いていて。

で、祝酒を気にNotTooHotは少しずついろんなイベントに出演させてもらうことになり、昨年8月にDJ TAICHIさんのパーティ「Music Mania」で、ピアノ弾き語りの内藤重人さんと共演させて頂いた。

そこから今年の年始。
そろそろ周年イベント考えようぜ~って時に、ちょうど内藤さんから「Knockで演奏したいな」という話を頂いて。
じゃあ茶飯事さんと内藤さんをお呼びして、音楽をバチコン決める日にしようぜ!みたいになった気がする。

音響についても、ロジェックさんがデジミキを買ったのを機に始めたセッションイベントで、1Fの環境を見直してきた。 
お世話になっているCivettaのみんなのおかげでDJの機会も増え、ロジェックさんもDJとして堂々とクレジットに名を連ねることとなり。
昨年からのご縁で、スタジオにはナカザワマサミさんが絵を展示してくださった。

もう枚挙にいとまがないくらい、多くのご縁に支えられ、このイベントが成り立った。

この夜を構成するに至った因子たるすべての皆様に、心からの感謝と愛を。

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せっかくなのでライブレポを。

前日夜に初合わせした5周年バンドの、思いのほかいい感じの演奏でスタートしたこの日。
特にバンド経験も無いのに、前日練習一発で「なんかいけそうだよね」という楽観主義の集まりが奏でる、ルーズでラフな、ビートルズのOb-La-Di,Ob-La-Daは、その日のパーティのムードをばっちり作ってくれた気がする。
ピアノのかよさん、カホンのとおるさん、コーラスのけーちゃん(前日の夜に声かけたら当日リハなしで歌ってくれた傑物)、ベースの妻、ありがとう!
またやりたいですね!


パーティの雰囲気で続いた我々NotTooHotは、まさかの機材トラブル続きで、5曲中3曲がひっちゃかめっちゃかになった。
そんなこんなでステージでの記憶はあまりない。
でも、大事に歌っているラスト2曲は、トラブルなく演奏することが出来たので、よかった。
珍しく妻からリクエストがあり、WearerのForget Me Notを演奏した。いつかYKさんに届けばいいなと思う。


そこから一転、内藤重人さんのステージ。
切実かつ強烈なエモーションを叩きつける演奏で、会場の空気をロックしてくれた。胸の奥が一本張り詰めるような、どうしても感傷的になってしまうような、そんなステージだった(ロジェックさんの照明もナイスだった)。
夏にも拝聴した札幌の曲に、昔RSRついでにふらついた札幌の風景をどうにも思い出されて、その時の自分や隣にいてくれた人のことを色々と考えて少し泣きそうにもなって。
MCによると3枚目のアルバムを制作中とのことだったので、収録されることを期待しています。

そしてトリは原田茶飯事さん!
楽曲の良さもさることながら、とにかく歌とギターのパワーが素晴らしくてどんどん引き込まれる。ホントに最高。名物(?)・人力トロンボーンはお客さん皆大盛り上がりでしたね。
「ヴァンサンカン」「火の鳥」「始発」「終末のドライブ」と名曲続きのセットリストも最高でした!
ヴァンサンカンとは25周年の意だそう。Knockも25周年まで頑張って、という無茶なラブコールを頂きました。行けるとこまで行こうと思います。

そして最後の最後は原田茶飯事&内藤重人セッション!
実はお二人はライブ前に居酒屋「かえるのより道」で一杯引っかけており、そこで「最後一緒にやろう」と打ち合わせをしていたそう…。笑
内藤さんが弾くピアノに合わせ、茶飯事さんが即興で歌っていくスタイル。内藤さんのピアノはすごくドラマチックに響いて、茶飯事さんの歌も勢いを増していく、お互いの良さがよく出たナイスなセッションでした。
終わったとき、妻はちょっと涙ぐんでた。最高のラストだった。

そっから先はもう宴会。
向かいのヒツジワインさんがお祝いにくださったシャンパンを開け、ゲストバーテンダーのなとりさんが用意してくれたスペシャルウィスキーを飲み、お客さんとみんなでブルースセッションして、いろんなことを話して。

2件目には居酒屋やまぶきでひた飲み続け。
あんまり記憶ないけど、気を使ってタクシーを準備していたロジェックさんがなし崩し的に帰ることになりかわいそうだった。
あと、なめろうが美味しかった。

良い写真だなー

3件目、バー・ヒストリアに茶飯事さんと内藤さん、そしてKnock期待の新人めしちゃんをお送りして、僕と妻も離脱。
茶飯事さんと内藤さんは朝までヒストリアで飲んで歌って、駅前のコンビニで時間を潰し、始発で帰ったそう。なんなら内藤さんはそのまま長野行の電車に乗り、夕方にはライブに出ていたらしい。
なんか、ミュージシャンってすごい。

というわけで、夢のように過ぎた5周年ライブでございました。
本当に楽しかった。
またこんな日がありますように。そう願って僕らも6年目に向かいます。

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というわけで、長くなりましたが、5周年パーティありがとうございました。
6年目のMusic&Salon Knockもよろしくお願いいたします。

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