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【フラシ優勝】8弾最強雷鳥型エネルの解答【エリア東京5-3】【引きこもり】【しっぽりバトル2連覇】【1万5千字無料・有料部1万7千字+おまけ9千字】

割引あり

どーもダシゾン海賊団ののぶちんです😁🏴‍☠
久しぶりにワンピースカードの投稿です。

皆さんはエリア大会出場しましたか?僕は6月15日のエリア大会東京第一会場に参加してきました😳デッキは伝統と信頼の黄エネル。

結果は5-3で200位くらい(正確には199位とか🤔カナー)…

微妙ですね😇5-3するには5-2の瞬間が必要なのでタコ負けじゃあ無いけれど、完走もしていないライン。

とまあ騒ぐほど良い成績では無いし、
7弾の頃は赤紫ローにも黒ルッチにもガン籠もりエネルで勝率9割超えで自信に満ち溢れていたけれど、残念ながら8弾の超絶強化によりそれら2デッキへの勝率も大きく落とす事となりエネルの立ち位置も7弾当時に比べて良いとは言えず、note執筆の予定も無かったのですが

・言って赤紫ローにはまだまだ勝ち越せている
エリア東京で黒ルッチを4回踏んだけれど2回勝利。構築を微修正し、エリア東京後はルッチ対面10-3
なので、言ってまだエネルやれるなーと思っております🔥

そして6月30日、現在使用している構築50枚を共有した、ダシゾン海賊団クルーのりーどさんが見事フラシ優勝🥳⚡🎉
これは記事に起こすしか無いということで、執筆に至りました。

皆さんも是非エネルを使って7月のエリアやフラシ、自主大会で優勝してもらえたらと思います🥳

ちなみに僕のエネルは構築もプレイも世間一般のものとは少々異なっているので、他の方のご意見や記事と大きく異なっている可能性があります。
どっちが合ってるとか間違っているとかでは無く、数ある考え方の一つと捉えていただけると😳


はじめに

この記事は以下の方々に向けて書いています
・ワンピースカード(以下ワンピカ)中級者(初級者には若干難しい内容と思われる為)
・ヒマだから素人のnoteを読んでこき下ろしたいワンピカ上級者
・エネルが好きな人、使ってみたい人
・エネルを使っているけれどイマイチ戦い方が分からなかったり勝てない人
・様々なワンピカの考え方に触れたい人
・ダシゾン151ファン
・リーサルのコツが知りたい人
・ヒマだからなんでも良いからそれなりの内容・ボリュームの文章が読みたい方

この記事は以下の方々に向けて書いていません
・ワンピカ初級者(最低限の考え方やプレイングは他の方の分かりやすい記事や動画を見た方が良いかも)
・素直で無い人(上述通り僕の記事が必ずしも正しいとは当然思っていませんが、何事も一旦咀嚼する事もせずに否定から入る人は何をやってもダメでしょう)
・ここまで読んで飽きた人

また、以下の方々は是非過去のワンピカnoteも読んでみてくださいね

前回のエネルnote:

・店舗予選突破のコツが知りたい人

青ドフィnote:

・七武海やドフラミンゴが好きな人
・青ドフィを使ってみたい人、使っている人
・ゾンビ映画・ドラマはどれを観れば良いか迷っている人

本記事は以下の構築で出来ています
〜本文(15000字無料)〜
0. 略歴
1. リーダー選択理由
2. ガン籠もりエネルの基本プレイング
3. エリア大会東京当日のマッチングと試合内容
4. 謝辞

〜有料部分(17000字。内容が気になったり、無料部分が気に入ったら買ってくださいな😁)〜
5. ぼくがかんがえた最強エネルデッキレシピと採用カード解説
6. 各環境デッキへの立ち回り
7. フラシ優勝時のマッチングと試合内容

〜おまけ(9000字。地味に有益だと思います)〜
8. リーサル計算の基本
9. しっぽりバトルのマッチングと試合内容(7/5追記)

それでは早速書いていこうと思います😊

本文

0. 略歴(どうでもいいって方は読み飛ばしてください)

・世代なので幼少期からポケモン・遊戯王カードは集める。世代なので幼少期からONE PIECEのマンガも読む
・中高ではデュエマ・ポケカ・遊戯王・WSを遊ぶ。メインは遊戯王
・東大に入る。しばらくカードゲームと無縁の楽しいキャンパスライフを送る
・大学4年で何を思ったか遊戯王を再開し、カードゲーマー復帰
・社会人2年目(2021年秋)に遊戯王友達に誘われ、ポケカも復帰
・2023年8月、僕は永遠のエネ信キッズなのでエネルが来ると知りワンピカデビュー
なおデビュー後10戦くらい全敗。センス無し😤
・2023年10月、デビュー1ヶ月ちょいで初の箱争奪自主大会に出場。ビギナーズラックで決勝トーナメントまで残るもベスト4で散り😇
・2023年12月、ダシゾン海賊団を結成し、3on3の自主大会に乗り込む。結果は個人1-5チーム2-4でドブ。海の広さを知る
・2023年12月26日、デビューから4ヶ月でようやくスタバ優勝。デッキはもちろん黄エネル
・2024年3月2日、公式3on3出場。ようやくワンピカやエネルが分かってきた頃なので自信満々だがミラー5戦踏んで個人3-4泣。心強いチームメイトのおかげでチームは4-3
・2024年3月10日、キャラエネルも使いたいし我神エネルを組んで交流会&スタバに参加。いずれも優勝✨嬉しくなり、3月16日に我神エネルの記事を執筆
・2024年4月11日、青ドフィの立ち位置悪くなくね?と思い、青ドフィの記事を執筆
・2024年4月27日、キャン待ち番号354で半ばダメ元で凸ったFellows GAME CAFE & BALさんの店舗予選大会で、まさかの当選&5-0優勝
・2024年5月9日、カードショップはんじょうさんのしっぽりバトル20時の部で黄エネルを使用して3-0優勝🥳
・とまあ7弾後半はエネルが強くてウキウキだったのですが…「二つの伝説」が発売し、8弾環境が始まると先述通りエネルの立ち位置が悪くなり、目立った成績残せず😢
・2024年6月15日、今ひとつ自信の無いままエリア大会東京第一会場に出場し、2連敗でいきなり崖から始まるも覚醒して5連勝して5-3で200位。構築も微修正して苦手だった黒ルッチにも勝ち越せる様になる
・2024年6月30日、構築50枚を共有した、クルーのりーどさんがフラシ優勝🥳今に至る🔥

自分の事の様に嬉しい!!

・2024年7月5日、カードショップはんじょうさんのしっぽりバトル20時の部で同構築を使用して3-0優勝🥳フラシに比べればまだまだだけれど、自分でも成果を上げました笑

全勝卓はエネルとローで埋まっていた笑

・2024年7月9日、同構築でスタバも優勝🥳嬉しいね🙆

非公認ばかり出るからスタバ優勝地味に久しぶり😂

・2024年7月11日、カードショップはんじょうさんのしっぽりバトル20時の部で同構築で3-0優勝🥳2連覇✌️

立派な賞金稼ぎになります😎🔥

という感じです。

ちなみに僕自身は悲しい事にアカウントが弱すぎ、
フラシはそもそも1回しか出られた事すら無いのですが、その時は1-2ドロップです😢
自分でもフラシ入賞してみたいものですね…!!🙄(まず出させてくれ…)

それでは漸く本題に入ります。

1. リーダー選択理由

これまで書いた2本のエネル記事にも記しましたが、一番の理由はエネルが好きだからです。原作での圧倒的強さに惹かれて20年経ってもエネル最強信者です。原作でもはよ月から帰って来い

描写だけなら今でも環境トップ行けるはず…!

なのでぶっちゃけ僕はエネルのカードが環境外でも握っていたのですが、
以下に真面目な理由も記します。

  • まず現在の環境(8弾環境)ですが、ご存知の通り赤紫ローが圧倒的tier1です。次点に黒ルッチがあり、概ね2強環境

  • 分布が偏っている時に勝ち越すにはtier1を握るかtier1をメタるのが鉄則

です。そこで、tier1の赤紫ローをメタってエネルを選択した訳ですね。ミラーはもちろんプレイも出ますが、結局4レイジュや速攻を引いた枚数に左右される要素も大きく、自分だけレイジュ欠損で相手にレイジュ4回出されて負けたりしたら顔真っ赤になるのでやめときました😪👋

実際には冒頭で述べた通り、残念ながら8弾環境のローは強すぎて、メタれているかと言うと微妙ではあるのですが、繰り返しになりますが
・ガン有利と言わずとも赤紫ローに勝ち越せる
・構築とプレイで、黒ルッチにも勝ち越せる
ので、現環境でもエネルを握る理由は十分にあるでしょう。

それではここでエネルのリーダー効果とデッキの特色について述べておきます。
これまでのエネルの記事に記したのと同じ内容だし、そんな事は知っているから早く次項が読みたいって人は飛ばしてOKと思います。

リーパラのイラストは排撃を食らって復活した時のもの。もう排撃を食らってもライフ回復する原作再現は出来ない…

リーダーエネルの効果を改めて書き出すと

  • 単色リーダーなのに初期ライフ4(知っての通り通常は単色リーダーは5、多色だと4)

  • 相手ターン毎に1回、ライフが0になると山上からライフを1枚補充し、手札を捨てる

だけです。かなりシンプル寄りなテキスト。
しかもリーダー効果のみで見るとこのライフ補充効果も、1試合で2回以上使わないとバニラリーダー以下なのです。
理由は超単純で、

  • 通常の単色リーダーはそもそもライフ5なので5回ライフで受けると手札が5枚増えます。

  • リーダーエネルの場合はどうでしょう。ライフ4なので4回ライフで受けると手札が4枚増え、リーダー効果が発動してライフが増えて手札が1枚減ります。同じターンにもう1回ライフで受けると計5回ライフで受けて手札は4枚増えています。

そう、なんとリーダー効果だけ見ると一見バニラ以下のスペックなのです。
この点を補うのが

  • 9ヤマト、10エース(や7リンリン、5モモの助)といった、ライフを増やすキャラ

  • ライフを1残し続けるプレイング

になります。これらを用いてリーダー効果を複数回使えれば、実質ライフ4どころか7、8やそれ以上のバケモノリーダーとして運用出来ます。
エネルからリーサルを取るには見えているライフ+2回アタックを通す(ライフ1なら3パン、2なら4パン)必要があるのですが、
黄色の特色でもあるアマル、ベッジ、おま消えといった強力トリガーも相まって見た目以上にかなり強固です。実はカウンターレスも多いから手札枚数の見た目よりは柔らかい事も多々あるのは秘密。先日手札8カウンター値0で負けました泣

9ヤマト、10エースを連打する事でライフを維持してリーサルを延々遅らせつつ大型キャラが並ぶので面も制圧し、後は並べた大型で思い切り殴れば相手は砕け散るという訳です。

このリーダー効果と大型キャラの最強に良い相性と、強力トリガーのパワーで、有象無象のデッキにはパワーの押し付けで勝てますし、苦手対面もカードパワーとトリガー運でワンチャンス生める素晴らしいデッキですね。
まあ自傷してこちらのライフ参照火力のバリューを下げながら展開してくる黄カルガラや、とんでもない速度で10リンリンを連打してくる紫黄プリン、型にも依るけれど9サンジから大型複数展開してくる赤青マルコと、8弾リーダーがしんどかったりするので、現環境はロールッチの2強以外と当たった方が勝てなかったりしますが、、泣笑

僕は初心者の頃から訳も分からずエネルを握っていましたが、実際は高度な攻撃する/しないの判断や、受ける/守るの判断が必要なコントロールデッキなので中級者以上向けのデッキかなと思います。あと初心者の時エネル握って全受けに慣れると他リーダー握った時に取り返しつかなくなるまでライフ削れがち

2. ガン籠もりエネルの基本プレイング

それではいよいよプレイングについて述べて行こうと思います。
ちなみに前回の7.5弾引きこもりエネルnoteと内容は大体一緒手抜きなので、前の記事もう読んだよとか引きこもり戦術くらい知ってるよって方は読み飛ばして次項に進むなり読むのをやめるなりしてしまっても良いし、環境を鑑みて前回記事から若干ではありますがアップデートもあるので、念のため読んでも良いと思います。

冒頭で述べた通り考え方の一つなので、完全に鵜呑みにするよりは、「ここは違うんじゃあないか?」「こうするべきなんじゃあないか?」とかあったら問い合わせたり晒したり叩いたりして欲しいです。

一応世間で不利とされる赤紫ローに勝ち越せているので、めちゃくちゃ誤っているという事は無いんじゃあないかとは考えます。
50枚共有でフラシも優勝出来ているし🙆‍♀️

ちなみに後述しますが、8弾環境の黒ルッチ相手は、残念ながら引きこもるとまず勝てないので、ルッチ対面では引きこもりは忘れ、個別のプレイングが必要になります。

仰々しい事を書きましたが、基本的に所謂「引きこもり」戦術です。
このプレイもネーミングも当然僕が考えたもので無いので勝手に紹介するのも恐縮ですが、簡単に書くと

  • ライフを一切殴らない代わりに、全力で面を処理する

です。それに尽きます(当然最後には殴って勝ちに行きますが笑)。
また、籠もる籠もらないに関わらずエネルを使う際の考え方として、

  • ライフへの攻撃は基本全受け

があります。
それぞれもう少し詳しく記します。


  • ライフを一切殴らない代わりに、全力で面を処理する

これはどういう事か噛み砕くと、以下の様になります。
・ライフを殴らず、相手にリソースを与えない
・ライフに触らない事で9ヤマトや5ゲダツ、3000万V雷鳥(以下ヒノ)を強く使え、面処理が出来る
・面処理をしながら大型を並べる事で、相手が詰む
という感じです。
更にそれぞれについて詳しく述べます。

・ライフを殴らず、相手にリソースを与えない
…これは中級者以上の方には半ば当たり前の話ですが、ワンピカの(特にコントロールデッキの)本質はハンデスですね。直接的な勝利条件はライフ0の相手に攻撃を通す事ですが、じゃあライフを詰める事だけが大事かと言うと、必ずしもそうではありません。
ライフを殴ると相手に手札を与える事となり、リソース面で優位に立たれてしまう可能性があるからです。ライフを一切殴らない事で、相手は基本的に縦引きしか無くなります。サーチやドロー効果もあるとは言え、それらカードを引く事もトップ引きを祈らねばならなくなります。
結果縦引きのみではいつかリソースが尽き、相手はこちらのキャラの除去が出来なかったり、大型を出せなくなったりと、リソースが枯れていってくれるという訳です。
…こちらのみライフ受けや5しらほし、3ボニーや5ルフィ、1フランペのドローで大型をかき集め、それを連打する事でリソースの差を広げられます。
…最低限5000でリーダーアタックが保証されているワンピカに於いて、相手ライフを一切殴らないというのは、慣れないと気が引けると思いますが、固い意志で殴らない様にしましょう。

・ライフに触らない事で9ヤマトや5ゲダツ、雷迎や3000万V雷鳥(以下ヒノ)を強く使え、面処理が出来る
…これはそのままの意味で、ライフに触らない事で、ライフ枚数を参照してキャラを焼けるカードのバリューが下がりません。なんなら8カタクリを使って相手のキャラをライフに埋めていくと、試合中に上記カードの火力がむしろ上がっていきます。
…8カタクリを何度も使って相手のライフが8とかになっていると、5000リーダー1回くらいええか?と思う事もありますが、理由が無ければそれすらやめといた方が良いです。それだけ火力カードのバリュー上昇はえらいです。
これは本当にあった怖い話ですが、5ゲダツで10リンリンを焼いたり出来るとスーパーハッピーですよね?笑

・面処理をしながら大型を並べる事で、相手が詰む
道中はひたすら面処理に集中です。上述の火力カードや雷迎といった除去イベントだけで無く、8カタクリや9ヤマトは除去をしながら大型を出せます。
…相手がキャラでライフを詰めて来た返しは上記8カタクリ、9ヤマトで殴るのもえらいですし、ライフ回復しながら10000パワーで襲い掛かれる10エースもえらいです。
これを続けると「相手の場にはキャラ無しでハンドは2、3枚。こちらの場には8カタクリ、9ヤマト、10エース」の様な状況が出来ます。これが所謂"詰み盤面"で、こうなると相手のライフが8だろうが最早逆転は絶望的になります。
…上の様な状況になったら漸く殴り出します。明確な殴り出しの基準は難しいですが、「相手の場にパワー3000以上のキャラ無しでハンドは4枚以下、こちらの場にパワー8000以上のキャラ3体以上」とかになったら殴って良いですかね、僕は大体そんな感じでやっています。

引きこもるのをやめる時

こうなると相手目線5000リーダーすら苦しいので、相手のライフが8枚あろうが全キャラアタックで4枚とかになり、必死に立て直しを図られても1ターンに使えるドンで出来る事には限りがあるのでまず間に合いません。次かその次のターンにリーサルです。
…道中の面処理は機械的にキャラを獲り続けるだけですし、ライフへの攻撃も後述通り基本的にはほぼ全受けなので、実はそれらはそこまで分岐が多く無く、引きこもりエネルを使う上で難しいポイントの1つは、この殴り出しのタイミングと考えます。
頭では上記状況になるまで殴らない方が良いと分かっていても、大会になると逸る気持ちを抑えきれずに、「まだ相手の場に大型がいるしこちらの大型は2体」とかの状況で殴りに行ってしまいがちです。特に10エースが曲者で、速攻と書いてあるのでつい速攻したくなっちゃうんですよね、、我慢しなきゃいけない場面で我慢せずに負ける…原作再現か?
偉そうに書いている僕も、籠もると決めたのに殴り出しが早すぎて大型枯らされて逆に展開されて処理出来なくなりそのまま負ける事があるので、
籠もると決めた場合はライフを殴らないのを遺伝子レベルで刻みましょう(自戒

  • ライフへの攻撃は基本全受け

これもエネル使いには広く伝わっているプレイングではあるのですが、中々実践は難しい内容になります。
最初の2、3枚を受けるのは問題ありません。誰だって平気で受けられるでしょう。しかしライフが1〜2になると人間不安になってきます。
エネルが通常のデッキより耐久力に優れているとはいえ、ライフ1の状態は3パン通ったら敗北、2パン通ってもライフが0になり、10エースや9ヤマト(や8カタクリ)でライフ回復出来なければほぼ敗北という状況です。

という訳で、こちらのライフが2とかの時にキャラを3体とか並べて5000リーダーアタックをされると、(安く止められるうちに止めないと取り返しがつかないのでは…?)と思ってしまいそうですね。
しかし、本当に止めるべきなのか、よくよく考える事が大事です。本当にヤバくなるまでは、極力攻撃を受けたいのです。

どうしてそんなに受けたいかというと、先述の面処理に繋がるからです。
除去を厚くしていても、やはり縦のキャラは獲りづらさがあり、相手もエネル対面だとあまりキャラを寝かしてくれなくなります。
そして、リーサルに来る訳でも無いのにリーサルを匂わせる5000リーダーアタックでこちらの手札を削ろうとしてくるのですね。
ここでまんまとカウンターを切ると思う壺で、相手はキャラをアクティブで残したまま更なる展開をしてきてしまいます。

なので、こちらも敢えて攻撃を受けて、リーサルに行けそうな空気を出してやる訳ですね。
そして夢を見て突っ込んできた相手を止めて、返しで横になったキャラを殴り飛ばせばめでたく面処理という訳です。攻撃にドンを振らせれば、結果返しで処理しなければならないキャラも絞れますしね。

ライフ0になるのは一見ヤバい状況ですが、10エースや9ヤマトを握っていれば、ライフを回復しながら面処理出来ます。ライフ0まで殴られても返しでこちらのライフ1、相手のキャラ1とかに出来れば、(速攻が無ければ)次のターンのリーサルも無くなり、安泰な盤面になります。
これを繰り返すと気付けば相手はキャラを失い、こちらのみ大型が並んだ詰み盤面の完成です。
つまりライフ回復出来る時は、ライフ0まで受けたって良い訳ですね🙆もちろん盤面次第なので、脳死盾0進行は危ないですが✋

またデッキの半分以上がトリガーカードで占められているので、ライフで受ける過程で2、3枚はトリガーを開けられる想定です。トリガーで無くとも10エースや9ヤマトを捲れれば返しを強く出来ますしね。トリガーを頼みにし過ぎるのは良く無いので、飽くまで捲れたらラッキー程度ではありますが、トリガーの存在もライフ受けの強さを補ってくれています。

ライフ1の時に1体のみで殴られても何の意味も無いのがエネル最強の強みで、その耐久力があるからこそガン籠もり全力面処で詰みに追い込めるのです。持ち味を活かしましょう。

勇次郎もこう言っています

逆に以下は泣く泣く攻撃を止めねばならない、本当にヤバい状況です。

ライフ回復出来ないハンドでの、こちらのライフを0にしかねない攻撃
…こっちは分かりやすいですね。ライフ0で相手にターンを回すと一発アウトです。大型は極力かき集めたいですね。

・(仮にハンドに10エースや9ヤマトがいても)相手にも大型がいて、ドンを残しながらのライフ0がありえてしまう状況での5000リーダーアタック
…こっちは「どういう意味?」となるかもしれません。ここの見極めが難しく、エネルに慣れていないとこれをもらってライフ0になってしまい、そのまま次のターンに負けが起こりやすいです。

…具体的な状況で書くと、例えば黒ルッチ対面で
-相手の場に8モリアがいて、こちらのライフは0
みたいな状況での5000リーダーアタックです。
これを受けると何がまずいかというと、次弾の8モリアによる9000リーダーが重く、
①止めずに受けた場合: ライフ0でそのまま8モリアおかわりから4ルッチ等を置かれて、返しのターンはライフ回復にほとんどのドンを持っていかれるので横になったモリアも処理出来ず、次のターンに8モリア2体を絡めてリーサル
②止める場合: ハンドを3枚以上失う上に8モリアおかわりから4レベッカ→3スパンダイン→4ルッチ等をされるとやはり返しでモリアを獲るのが難しく、ハンドも大幅に失ってしまっているので結局ジリ貧。ライフが残っている分①よりマシだが、なら最初の5000リーダーアタックを止めておいた方が良かった
という感じです。

上で引きこもりエネルで難しいポイントの1つは殴り出しのタイミングと書きましたが、最も難しいポイントが、この受ける/受けないの見極めでしょう。
基本的には↑の考え方なのですが、実際の試合でも即座に判断出来るように、十分に練習しましょう。

ここまでがガン籠もりエネルの基礎中の基礎で、以下にもう何点か補足します。

  • 極力相手のハンドが切れるプレイングをする

相手にカードをプレイさせてハンドを消費させるのも大事ですが、こちらからも積極的に1枚でも多くハンデスを目指します。とは言ってもハンデスカードが採用されている訳で無いので、当然カウンターを切らせる事で手札を削る事になります。

例えば以下の状況(今回も黒ルッチ想定)なら、どうするのが正解でしょうか。
・相手の盤にレストの1つる、レストの5フーズ・フー(一応補足するとパワー5000)、レストの8モリアでハンド4。ライフは5
・こちらの盤に5しらほし、8カタクリ。ハンドは8カタクリ9ヤマト含む6枚でライフは1
…全力面処理と言ったので、リーダーでつる、8カタクリで5フーズ・フーを処理してハンドの8カタクリ登場で8モリアをライフ下…!
なんて事をしてしまいそうになります。が、それでも面処出来ているものの、もっと良い手があるのです。

…正解は5しらほしで1つる殴りから入ります。これはまず通るでしょう。次はリーダードン付与無しで5フーズ・フー殴りです。7000で確実に行きたくなりますが、5000のが良いです。これも概ね通ります。相手目線こちらにはアクティブドンが10あり、アクティブの8カタクリも控えているので止める行為が悪戯にハンドを失う事にしかならない…からです。
とはいえ事情があって止めてくる事もあるでしょう。そうしたら8カタクリに2ドン付与で5フーズ・フーを殴って(ほぼ通るし、通らなければ全ハンデスで相手はほぼ詰み)、ハンドの8カタクリで8モリアライフ下送りで、1枚ハンデス出来ています。
リーダーの5フーズ・フー殴りが通った場合は、8カタクリに1ドン付与で9000で8モリアに行きます。相手はモリアを失いたく無いので、これは止めてくるでしょう。止まらなかった場合はハンドの8カタクリを温存出来て9ドンアクティブなので、9ヤマトを出してライフ追加で相手を絶望させられます。
9000の8モリアアタックが止まった場合はハンドの8カタクリ登場で8モリアをライフ下に埋める事で、やはり1ハンデス出来ています。

…この殴り方だと最終的に1ドン余っているから2ドンとも8カタクリに付与して10000で8モリア行った方がお得なのでは…?と思われるかもしれません。し、一理あるかもしれません。
が、このゲームにおける同値アタックは非常に強力です。↑に記している様に同値で殴り続ける事で相手に安く攻撃を通させるか/ハンデスされるか選択のストレスを与える事が出来るためです。また、相手が1000カウンターを持っていなければ最高で、同値アタックに2000カンを吐かせられるとお得な気持ちになれます。相手は嫌な気持ちになるのでスーパーハッピーです。

同値アタックはキャラだけで無く終盤ライフを詰めに行く時も有効で、通らなくても良いとりあえずのリーダー5000アタックに悪戯にドンを振らない様にしましょう。逆に面処理でもライフ詰めでも、通したい攻撃は+2000(以上)で行きましょう。リーサルターンの初手7000(や9000)リーダーは挨拶。

  • 先後選択

対面によるかもですが、基本的に迷ったら後攻で良いです。手札1枚と1ドン多く進行するので必要な除去や大型を引き込みやすいですし、黒が多く最速8モリアを出したい人の多い現代社会に於いて、迷ったら後攻を取ってしまって良いでしょう。
赤紫ロー相手も後攻選択していますが、奴は先攻最強リーダーなので、わんちゃん先攻を取った方が良い可能性もあります。絶対先攻取った方が良いでとかあったらこっそり教えてください🤫

  • マリガン基準

これも当然対面にも寄りますが、大型をたくさん引きたいですね。また、序盤の面処理用の除去カード(5ゲダツやヒノ等)も引けていると嬉しいでしょう。
イベントと2000カンばかり…みたいなハンドだったらマリガンします。
対面毎の詳細なマリガン基準は後述…

  • 大型は守る

ライフは全受けする代わりに、大型は強めに守ります。大型を並べる事で終盤殴り出す時に安心してこの戦争を終わらせられるからです。
手札1、2枚で守れる場合は概ね守りますし、守る事で優位が盤石になるなら3枚切ったっていい。とはいえまだまだハンドに9ヤマト10エースをゴロゴロ抱えているなら無理しなくたっていい。

  • プリンケア

先述通り基本はライフ全受けなのですが、青対面だけはそうは行きません。4プリンとかいうやつがヤバ過ぎるからです。

こいつに何度泣かされた事か…

青対面だけはハンドを増やしすぎない様にします。1000で守れる攻撃を時に守ったり、4フランキーを登場させたりで、ハンドを8枚ほどまでに抑えましょう。相手もプリンを強く使いたくてモタモタするので、その隙に流されなかった9ヤマト等を置いて面処理出来ればハッピーです。

  • ポーカーフェイス

1.でもチラリと触れましたが、カウンターレスが多いデッキなので、時にはハンドがめちゃくちゃあるのにカウンター値はスカスカ😇なんて事もあります。本当はリーサル来られたら危ない場合も、「殴れば?」みたいな涼しい顔しておけばそうそう踏み切れないでしょう。
ポーカーフェイスの駆け引きは大事ですが、本当は楽勝なのに「ウワーキツいなー、ウワー」とかブツブツ言ってる奴はキモいので、過度な三味線はやめましょうね😇

  • 高速プレイを心がける

超大事です。これが出来ずに時間切れ両負けになって文句を言う人はエネルを握らない方が良いです。
序盤のやる事が無いターンは1ターン3、4秒、序盤のライフ受けは2、3秒。中盤でキャラを出して面処理するターンも1ターン10秒程度を心がけましょう。冗談抜きです。ガチです。

他のカードゲームと比べる行為がキモいのは承知ですが、ワンピカはプレイ遅い人が多いです。考える事が多いカードゲームなのである程度仕方が無い面もあるでしょう。しかも試合時間が30分と長めに設定されており、黄色の様にライフ回復が挟まる様な事が無ければまず時間に余裕を持って決着がつきます。
そのため、プレイが遅いのに時間にルーズな人がかなり多いです。序盤で考える事そんな無いのにウンウン悩んだり、残り5分のアナウンスが入ったのに毎ターンウンウン悩んだりね。
しかしそういう人を(試合中に暴言を吐いたりして)責めてはいけませんし、こちらが毎ターン1分以内に終わらせても悩まれて時間切れ両負けになっても、悔しいですがやはり文句を言ってはいけません
上述通りワンピカは普通に殴り合えばまず時間切れにならないのに、ライフを触らず遅延しているのはこちらだからです。

なのでプレイが遅い人を責めたりはせずに、
・自分は↑の様に序盤〜中盤は1ターン数秒、中盤以降も1ターン1分以内で返す。攻撃を受けるか守るかも(よほど難しい局面以外は)数秒で判断
・相手があまりにもプレイが遅かったり毎ターン長考が酷い場合も、怒ったりはせずに、やんわりと「残り○分なのでお互い早めにプレイした方が良さそうですね」等と伝える(まだ時間あるだろと言い返して来たり、急ぎますつって相変わらず長考しまくったり、無視して来る様なヤバい奴もいますが仕方ないのです…泣笑)
と、極力時間内に終わらせる努力をしましょう。

また、手札とライフの不確定要素が多く、一概にどちらが優勢というのも分かりにくいので、投了が出来ずに時間切れ両負けが起こりやすいカードゲームでもあります。
しかし、優勝しないといけないスタバや8パックバトルはともかく、オポが大事なフラシや店舗予選で、本来両負けはあり得ません

理解していない方のために補足すると、オポは自分の対戦相手の成績が良いほど高くなる(強い人に勝ってるからすごい、強い人に負けてるから仕方ないみたいなイメージ)ので、両負けするくらいなら投了した方がオポが良くなるためです(負けが多い人に負けた扱いになってしまうため)。
つまり両負けはお互いに何の得もありません。
と言う訳で、どれだけ優勢でも相手が投了する気が皆無なら、こちらが投了した方がマシです。心情的には許せないと思いますが、しゃーなしです。
僕も、時間を10分以内: 20分以上くらいで使われているし面も取れていて、続けたらまあ勝つよなあって時でも潔く投了しています。
エネルを使う者の定めですね。繰り返しになりますが嫌ならエネルを握らずに、相手が遅くても確実に時間内に終わるデッキを握った方が良いでしょう。

とはいえ相手の方が時間も使っているし勝ち筋も無いのにこちらが投了するのは当然嫌ですよね。なので、相手がオポの仕組みや両負けの無意味さを理解していなさそうだったら、
・↑の様に両負けは誰も得しないから避けた方が良い事を伝えてあげる
・勝ち筋がありそうか聞く
を行うのが良いでしょう。
絶対にNGなのは、投了を促す行為です。試合以外で勝敗を決めようとすると逆にこっちがジャッジキルを食らいます。

以上がガン籠もりエネルの基本のプレイングです。細かい対面毎のプレイングは7.の項で述べますが、以上の内容だけでも多くのデッキに通用するし、その他有象無象のデッキと当たった時もねじ伏せられるでしょう。
先述通り8弾で現れたいくつかのリーダー相手は厳しい場合も多く、逆に当たりたくなかったりしますが…泣

3. エリア大会東京当日のマッチングと試合内容

改めて、エリア大会は2024年6月15日、東京ビッグサイト開催の東京第一会場で1000人規模くらい?スイスドロートリプルエリミネーション形式。

  • 1戦目 vs. 黒ルッチ(後)

後述通り黒ルッチ相手は引きこもりが成立しないので序盤から盾も詰めつつ進めるも、
大型を連打される&中々こちらの大型の処理漏れも起こらず、相当粘りましたが
最後には相手の山が枯れてループに入られてしまい、無念の初戦負け泣

  • 2戦目 vs. 黄カタクリ(先)

1戦目を負けてしまった事で魔の海に突入。黄カタクリを踏んでしまう。
お相手の盾からどんどんキャラが湧き、更には10リンリンを3連打され…
2体まで雷迎を返せましたが流石に3連打には屈して2連敗泣
決勝大会の目を失ってしまう…泣泣

とてもつらかったですが、勉強のためにも3敗するその時まで精一杯頑張ろうと決意。
ここから覚醒しました…!🔥

  • 3戦目 vs. 黄エネル(先)

ミラーには自信がある事もあり、順調に大型を並べて一気に追い込んで勝利。

  • 4戦目 vs. 黄カタクリ(後)

まさかの再び黄カタクリ…泣
が、今度は10リンリンを連打される不幸に見舞われなかったため、気合でライフレースに持ち込み、なんとか勝利…!

  • 5戦目 vs. 黒ルッチ(後)

黄カタクリに続き、黒ルッチも再び踏んでしまう…泣
正味ここまでか…と覚悟しました泣笑
が、覚醒した僕は10エース連打でなんとかライフをガン詰めし、お相手がモリアに8ドン使えない状況を作れて勝利…!!
負け越しは無くなるが、気を緩めずに次戦に臨む…!

  • 6戦目 vs. 赤紫ロー(後)

6戦目にしてようやく赤紫ローを踏む笑
ひたすら面処でリソースを枯らしていくも、お相手もお上手&レイジュのリソース回復で手強く、危なかったです。
が、なんとか最後はリソース切れに追いやれ、勝利🔥

  • 7戦目 vs. 黒ルッチ(後)

3度目の黒ルッチ…なんというつらいマッチング泣笑
が、5戦目同様に序盤からライフに圧をかけつつ10エースを連打する事でなんとか破壊。
奇跡の5連勝で完走を目指す…!

  • 8戦目 vs. 黒ルッチ(後)

4度目の黒ルッチ。本当にヤバいマッチング泣笑
そしてお相手は序盤こちらのライフを3止めしてきたので5ルフィや雷迎を封じられてしまい、展開してから詰められてしまう。
精一杯粘ったが、ついには敗北。

冒頭で述べたように、5-3で200位くらいドロップで、
完走に一歩足らずに初のエリア大会は幕を閉じました。

これも冒頭で述べたように、これだけでは大っぴらに自慢出来る様な成績とは言えませんが、苦手対面である黒ルッチを4回踏んでのこの結果は健闘出来たのかなと思います。

この後いじった構築では、エリア大会で辛酸を舐めさせられた黒ルッチにも大分勝てているので、引き続きエネルと共に頑張ろうと思います…!
WAVE2も頑張って、次こそ決勝大会を目指すぞ…!!🔥

この流れで次の項ではお世話になった方々にこの場を借りてお礼を述べようと思います。

4. 謝辞

・ダシゾン海賊団のクルー達
…圧倒的モチベ&持ち前のカードゲームセンスで、当日共有した構築を使いこなしフラシ優勝を飾った船長りーどさん
…貧乏でカードが買えない僕にたくさんカードを恵んでくれるたっつーさん
…平日でも深夜まで特訓付き合ってくれるてんてんさん
…赤紫ローが上手いペコ丸さん
…はんじょうさんに行く度に賞金獲得する賞金稼ぎのshuchangさん
…圧倒的カードゲームセンスでフラシ入賞した前船長zonさん
…圧倒的モチベで複数デッキを操るむぎたろうさん
…最近リアルが充実しているのか、中々練習に現れないくにほさん
…赤ゾロを買ったイソさん
…中々練習に現れないのに、しれっとフラシは緑黄ヤマトで勝ち越した螺子リンゴさん
…中々練習に現れないのに、しれっとフラシは黒黄ルフィで勝ち越したべにしょーさん
…予定が合わず、中々練習に現れないkazuさん
…ワンピカはやってないけどONE PIECEが好きなきょーちん
…練習に来た事は無いけれど宴には来たましろさん

…外部顧問として、厳しくも愛のある指導をしてくださるひろしさん

・公認/非公認大会で対戦してくれた方々、運営の方々

ありがとうございます。
これからもワンピースカードに、人生に精進します。

以下有料差分です。内容は
〜本文続き〜
5. ぼくがかんがえた最強エネルデッキレシピと採用カード解説
6. 各環境デッキへの立ち回り
7. フラシ優勝時のマッチングと試合内容
〜おまけ〜
8. リーサル計算の基本
9. しっぽりバトルのマッチングと試合内容(7/5追記)

となっています。本文の続き17000+おまけ9000字の計26000字あるので、ヒマな時の読み物にも良いですね。

内容が気になったり、ここまでの内容が気に入ってもらえたらお布施感覚で買っていただけたらと思います🙄

おまけのリーサル計算の基本は、その名の通り基礎中の基礎の内容にはなるけれど、意外と出来ていない人も多い内容なので、リーサルに不安ニキの方は読んでみると良いかもしれませんね🙆‍♀️

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