見出し画像

650年以上途絶えることなく継承され続けている菊池の伝統芸能「菊池の松囃子(御松囃子御能)」が今年も奉納されます。

菊池神社秋季例大祭の初日である10月13日、国の重要無形民俗文化財である「菊池の松囃子(御松囃子御能)」が、征西将軍懐良親王に見立てられた将軍木(県指定天然記念物)の前の菊池松囃子能場で奉納されます。

画像1

画像2

画像3


画像4

元は、懐良親王が故郷である吉野のことを思って寂しがられないようにと始められたと伝えられたといわれており、約650年かわらず続けています。

舞や謡など素朴なところを残しており、能の変遷過程を知るうえで重要であると考えられています。

画像5

菊池一族菊池神社秋季大祭に合わせ、毎年10月13日に「御松囃子御能(菊池の松囃子)」が奉納される能舞台です。現存の能場は、火事で焼失した後(年代不詳)、江戸時代に建て替えられたものです。

画像6

御能奉納のとき以外はこのように閉じています。

画像7

菊池松囃子能場 県重要有形民俗文化財指定の菊池松囃子能場。
「御松囃子御能」が奉納される能舞台は、扉?壁?がこのように開くようになっていて、支えることで能場が完成します!

将軍木

画像8

こちらは将軍木
能場の正面には樹齢600年以上とされる椋の木。
征西将軍・懐良親王のお手植えとも伝えられています。

宝暦7年(1757)の「菊池松囃子起源書」によると、南北朝時代、菊池15代武光の時に、征西将軍として都から菊池に来られた懐良(かねなが)親王のために、正月の祝いとして守山城内(現在の菊池神社)で行われたのが始まりとされています。

今でも「将軍木」を懐良親王に見立てて御能を奉納している一途な一族。650年以上も形を変えずにいるところにもロマンを感じますね。

今年も10月13日(水)13:00~無観客で行うとのことですが、「ぜひ見たい」との声が多いことから、菊池ファンクラブにてライブ配信を行うことに!📹

■日  時 10月13日(水)午後1時~
■配信URL 菊池ファンクラブのツイキャス

https://twitcasting.tv/kikuchifanclub
※ツイキャスで放送しますので時間になりましたら上記URLからご視聴ください。
菊池に継承される文化と歴史のロマンをどうぞご堪能ください

菊池の松囃子
日時:2021年10月13日(水)午後1時~
場所:菊池松囃子能場
住所:熊本県菊池市隈府216-2
お問合せ先:菊池市役所 教育委員会 生涯学習課 社会教育係
電話番号:0968-25-7232

画像9

それでは、またっ!

writing M谷

画像10


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?