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日記 質ってなんなのか

気温が38度とかになるなか、32度くらいだとやや涼しい気がして公園を歩いていたら、なんか木漏れ日が綺麗だなあとか思ってiphoneのカメラで写真を撮った。


スマホを持ってる人ならばカメラを持っていることになる。ということは趣味で写真を撮る人がものすごく増えてもいい気がするがそんなに増えていない気もする。いや、日常的に上のような写真を撮るようになっているが気がついていないだけだとも思う。スマホは中学生のときにはもう持っていたのでちょっと比較しづらい。でもそれ以前、インスタントカメラを持っていると楽しくてすぐ全部撮りきってしまっていた覚えがある。その写真がどんなものなのかわからないが、フィルムカメラだからその時に見れない。
多くの人は写真の良し悪しがよくわからないから写真を撮れないという気がしてくる。写真を撮っても良いか悪いかわからない。後になって見返したら意味のない木漏れ日の写真はデータ容量を食ってるだけの無駄なんじゃないかって思う。だから人が写っている写真とかどこかへ行った記念写真ばかりが残っていく。

昨日高校野球を観ていて写真を撮った。これも意味のない写真であることに変わりは無いけれど、そもそも綺麗でもない。特別この試合に思い入れもないし、どっちが勝っても別に良いわけだから覚えておく必要もない。これは真っ先にデータから消される対象だと思う。写真としても別に面白い訳ではない気がするから、この写真はそのうちに消されるだろう。(と言って見ているとちょっと面白い気もしてくる)
美大生はポール・ストランド風のマテリアルが模様のようになった写真とかをよく撮る。そういう人がちょいちょいいて、僕も真似して撮ってみてた黒歴史があるが、あれはデータの無駄。

ポール・ストランド
こんなのが撮れればいいけれど

文章も誰だって書ける気がするけど、保存したい文章というのはあまり書けない。がんばってせっせと小説を書いてみたこともあったが、面白くなくてガッカリしてしまった。
そもそも小説を原稿用紙10枚以上書いてくださいと言って書ける人ってどれくらいいるものなのか。けっこう書けるんだろうか。

保存したいものとか質なんてどうでもいい!とにかく作ろう!みたいに考えていたし、いまでもけっこうそう考えているけれど、同時にゴミみたいな作品を蹴飛ばしたいという気持ちもあったりする(なんて暴力的!)。

というようなことを考えて散歩をして、ちょっと汗をかいたから家に帰ってシャワーを浴びた。蛇口の水は面で出てくるのにシャワーは点の集合なのはなぜなんだろう。

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