心のガラス

心のガラス

君の背中が笑っていて、
それがどうしてだか、分からなかった。
あれはほんとうだったの?

正面を向くと、顔が笑うから
瞳の底がよくみえる、
君の横にいるのが好きだよ
光に照らされて なによりも綺麗

人に優しくできないって
君は傷ついていたけれど、
悩んでちょっとあがる眉間
とっても愛おしい

前がどちらか、わかったもんじゃないね
気がついたら後ろだったり
横だったり 下だったり

幸せがどこから来るか分からない
幸せが何かも分からない

目でみて、鼻で香って、肌で感じて
心のガラスは曇らせないで
自分の中の大切なものを わかればいい
あなたが大切なように

誰かにおかしいと言われ
自分を信じられない
そんな日もあるだろう
常識がないと 思われるのが怖くて
愛想笑いしてしまう そんな日もあるだろう
落ち込む君が 愛おしい 愛おしいよ

人を信じるために自分を信じたいと
見据えたその姿 美しかった

正しさは時とともに
錆びた刃となるから
目でみて、鼻で香って、肌で感じて
心のガラスは曇らせないで
大切なものを守れるように
わたしに君を守らせてはくれないかな

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