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キムラ
2024年6月6日 22:02
歩くと軋む廊下。隙間風で凍える夜もあった。雨音がよく聞こえ、縁側の日向ぼっこが気持ち良い。温かくてどこか懐かしい。毎日世界中からゲストがやって来る、築100年の立派な母屋。ここでは、お米の研ぎ汁を使って雑巾掛けをする。掃除機よりも箒と雑巾がよく似合う建物。建物が“生きている“と感じたのは、初めてかもしれない。宿泊したゲストと一緒にご飯を作ったり、食べたり。お裾分けしたり、されたり。キッチンには