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冬の日常

 月は十二月。息が白く、手がかじかむように寒い。
それはそうと、今日の気温は氷点下まで下がっているからだ。しかし、平日なので僕は普通に学校に行く。
 僕は学校へ着くと下駄箱で上履きに履き替え、その足で教室へ向かう。きっと人が少ないから、教室はまだ開いていないだろう。そう思い、職員室で鍵を取り、教室へ向かう。
 鍵を開け教室へ入る。電気がついていなかったので、電気をつけ、自分の座席へと向かい鞄を置く。鞄を置き、今日の授業の教科書などを机の中へしまう。教科書などを机の中に入れた後、ブックカバーのついた一冊の推理小説を机上に出す。そして、鞄を机の横に置き、読書をする。
 読書している最中、数人程度が教室に入ってきた。しかし、その人達とは会話を交わすこともせずに読書をする。
 読書をし続けたら、教室が少しうるさくなってきた。なんだろうと思って、本から目を外し、時計を見る。時計には、八時と記されていた。僕は時々思うのだが、なぜデジタル時計なのか、少し気になる。校長の好みの問題なのかな。そう思いながらも、再び読書に戻る。

 朝のホームルームが終わると、僕は一限の準備をする。少し教室がうるさい中、僕は黙々と準備をする。そうして、僕の日常は続くのである。

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