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滑る手から放つ影を少しずつ解く


めちゃくちゃに気分は穏やかで、小さな喜びを感じられる毎日。レチノール神美容液じゃん……!とかiPadスタンドという神アイテムに出合ったりとか香水にハマったりとか。そういう類の喜びからはじまり、ドラマを食い入るように見て、漫画や小説の世界に入り浸り、プロの闘牌に胸を打たれ、舞台で魔法を目の当たりにして興奮冷めやらぬ瞬間も6月はたくさんあった。なんだったら4月から感情溢れ出すときは何度も訪れ、そのたびにどうこの昂りを消化しようか。やはり書くか、書くしかないか・・・!

そう思ってデスクの前に座り、いつでもスタンバ状態のMacBookでnoteを開くのだけど、投稿に至ることはなかった。理由はひとつ。一言二言、文字を打ち続けること数分。

「くっっっらっっっ」

暗い。暗いよー。全然そんなつもりないのに、なんだったらテンションが高いから書こうとしてるのに。紡ぐ言葉がどんどんブロックホールに吸い込まれていく。文章は真実を隠せないのか、どうしたって文字の一つ一つから滲み出る邪気。いくら至極個人的なnoteだとしても、読む人の気分を削ぐような文章は書きたくない。さくらももこさんみたいにユーモアかつ赤裸々エッセイが書きたい。坂本真綾さんみたいに喜怒哀楽をぜんぶ柔らかく包み込んで穏やかの空気漂うモノが書きたい。いますぐに。

なら書けーーー!ばかやろーーー書かなレベルは上がらんやろーーー!
書くよ!?でも、書けど書けども暗いんだよ。るんるんで書き始めて、どんどん雲行き怪しくなっていく身にもなってみてよ……
えーーい!うるさい!あっ、こら!deleteキー連打すな!

こういう攻防戦を何度も脳内で繰り広げていた。哀しき生物。

まあでも、そんなことも書いて、消化して、己の能力を受け止めていくしかないのだろうな。頭ではわかってるって、常套句もいらないね。

真実は隠せないと言った、自分の文章は暗いと言った、その答えはまだ胸の中に燻り続けているけれど、さらっと言えるくらいに自分を認められたらいいな。

言葉で伝えたい大好きなあれこれもたくさんあるし、Twitterでもなくインスタでもなく、こういう形で書くことがいちばん心地よいと感じるのだから、書くことでしか満たされない欲をちゃんと自分に与えたい。

6月は毎日やることは決まっていて、如何に変わらず積み重ねることができるかの試行錯誤をしていた。5月から始めた筋トレの習慣付けだったり、受験に向けての勉強だったり、今自分ができる積み重ねが、別の行動を促す原動力になる。正直将来のことを隅に置き、勉強だけしていて大丈夫なのかと思わなくもないけれど。(大丈夫なのか、の答えが出せない)
腰を据えて目の前のことに集中する意味はあると思ってる。

明日から7月。一日一日、勉強をするばかりの贅沢な日常は続く。こんなに時間が取れることはそうそうないと思うから、この時間を使い尽くしたい。そして、もっと書ける時間をつくって、欲を晴らしていこう。まだまだ足りない、何も言えてないから。

ありがとうございます!