同人誌を作ってみて③

お久しぶりです、かえるです。
暫く原稿に追われて中々時間をつくることができませんでした。
今回もしっかり修羅場をくぐりまして、その件についても次回以降書きだそうかなぁと思います。

さて、前回の記事を読み返してみましたが、装丁や作るにあたって拘るポイントと妥協できる所の天秤をうまく帳尻合わすというのがメインの回でしたね。
今回は頒布数についてまとめていきます。

実際に同人誌を作る際に必ずぶち当たる悩みだと思います。
私もいくつか先駆者様の実体験を元に考えましたが一番分かりやすかった説明記事をURLにて共有しますね。良かったら参考までに。
二次創作同人誌の部数はみんなどうやって決めてるの?会場と通販の頒布数は? - オタク女の手帳 腐女子と小説と二次創作同人誌 (kidachi-news.me)

上記をご覧になって頂いた上での私の超個人的な意見になりますが、頒布数の目安はあくまでも「予算」だと思います。
お金ですね。自分で作る同人誌にいくら払えるかが一番かと。
身も蓋も無い話で申し訳ないのですが、同人誌はあくまでも個人出版の全負担、とにかく時間とお金ばかり吸い取られる趣味だと認識していますので「アンケートの回答数」や「フォロワーの数」などは優先順位にならないと私個人は思っています。
負担になってもこの本に賭けたい!という気持ちをないがしろにするわけでは無く、まずはご自身の無理のない範疇で趣味を謳歌するのが先決ですから。
楽しめる範囲で印刷部数を決めて下さるのが一番です。

私かえるは「自分だけの本を沢山作って年末にコタツでハーゲンダッツを食べながら妄想にふけりたい」というのが本来の目的でして、そもそも他の方にお渡しするという概念がありませんでした。
印刷所も一冊から刷れる所をPUして計画を練っていたので、まさかこのように通販アプリや会社様を駆使して同人活動することになるとは思ってもいませんでした。

これを前提に一冊目から現在頒布している四冊目までの頒布についての感想をまとめていきたいと思います。

①一冊目『WITHOUT YOU
右も左も分からない中で印刷所の最低部数を選んだ所お話した相互さん全員に「すくないね(笑)」と鼻で笑われる結果となりました。
それを念頭に初めての即売会ということを目安に再計算。
大手サークル様に比べれば勿論微々たる印刷数ではありましたが結果として半分は現地で、半分は通販で無事完売。
数か月は在庫として抱えるだろうなとドキドキしていましたがトータル3時間で頒布は終了出来るという初心者マークとしてはとても優秀な結果ではないでしょうか。そう思いたいです。
ちなみにオタク歴が長い友人曰く成人向けの同人小説は統計として再販数がゼロに近い為、購入者としては「絶対手に入れる」というメンタルバフがかかるとか何とか……。ほんとかなぁ。

②二冊目『Dear, Baby, Honey, Sugar!
ちょっとだけ自信のついた状態で満を持して刷った月島夢オンリー本。此方に関してはちょうど初めてのオンラインオンリーイベント開催に向けて計画を練っていましたので前回の数倍更に刷りました。
今だからこそ思った正直なお話ですが100ページ越えの分厚い本に関しては最低でも50冊以上は刷りませんとトントンにはならないのだなと痛感しました。同人活動はそもそも利益を出すものではありませんが、それでも発送費・梱包費も重ねるとなると中々に驚く金額が吹き飛びましたね。(ざっくり某リゾート高級旅館一泊以上は軽く吹き飛んだとだけお伝えしておきます。)
こういう場合はとらのあな様やフロマージュ様など大手同人誌通販会社様にて委託するのがメンタル的ににも負担はかからないと私個人は思います。
※印刷代金などは各会社様にてイベント割引や特典などまずはそちらを調べてみて参考にして下さい。あくまでも一個人の結果にすぎませんので。
しかし此処で計算外の出来事が。
なんと前回よりも更に短い1時間程度で完売、ネップリを用意していたとは言えイベント後半に訪れた方には申し訳ない感じになってしまいました。
他サークル様でも似たような出来事があったらしいので一概にも印刷数が少なかったとは言えませんが大きなイベントに関してはもう少し余裕を持って刷るべきだと反省。
(↑来年1月に最初で最後の再販をします。良ければチェックして頂けると嬉しいです。)

③三冊目『月島基 ×乳首開発』
此方に関しては私個人が拘りを以て最小部数&絶対再販はしないという名目で刷らせて頂いているので、今回のお話にはあまり関係無いですね……。再販はしない代わりに総集編は印刷しようかなぁと一緒に活動してくれている相互さんとはお話しています。

④四冊目『出られない部屋―1―
夏の終わりから秋にかけて構想していた四冊目。
上記三冊の経験を踏まえて「よっしゃ!ゆっくりのんびり在庫もたしたるわ!」と早割入稿で大量印刷しました。
結果としては販売開始から約10日、現在在庫数三分の二を切るという感じですので上々かと。残る為に印刷をするというのがゴールでは無く、サンプルをご覧頂いた方が余裕を持って検討してくれるように計算しました。
これもまた正解かなと思いますが、元々在庫を持たすつもりのない頒布者なので長い時間お家に自分の同人誌が沢山あるのはちょっと落ち着かないなというのが正直な感想です。
冬の小規模オンリーイベントにて既刊として持ち込む予定ですのでそれまでには残っていて欲しいなと思います。
もしくは来春のコミケまで。

以上、こんな感じで頒布数のお話はふわっと終わります。
今回は悩みや失敗談というよりは予算の問題がメインでしたので特筆できるものが少なくさら~っと終わらせて頂きます。
次回はずっとお話したかった原稿中のモチベーションをどう持続させるのか、実際に苦労した締切前夜のお話など深堀していこうかなと考えています。

今日はですね、1時間だけスペースの時間を作れそうなので久しぶりにお話します。
超絶お夕飯作りとその他家事を終えたぐらい、大体21時前にはスタートできるかな、頑張ろっと!

此処まで読んで下さり有難うございました。
マイペース更新ではありますが備忘録を読みましたと報告して下さる方が思っていたよりも多くとても嬉しいです。
またのんびり書いていきます。

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